過去問を考えてみよう(778) [過去問解析]
778. 出生前診断について正しいのはどれか。 (2015年午前出題)
1. 遺伝相談は勧めない。
2. 胎児異常を理由に人工妊娠中絶はできない。
3. 治療不可能な疾患に関する診断結果は伝えない。
4. 胎児の超音波検査は出生前診断の方法に含まれない。
正解 (2)
[解説] 出生前診断は遺伝医学と直結して発展してきた経緯があり、勧めることもあるので1は×。 治療不可能な疾患とわかった場合も、医療者側の判断で伝えないことはできないので3も×。 超音波検査も当然方法に含まれるので4も×。 正解は2。
[補足] 出生前診断に使う手段としては、超音波検査などの画像検査、遺伝子・染色体検査、代謝産物の検査、機能検査、母体の血液検査などがあります。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 人工妊娠中絶が認められる条件について規定が記されているのは、どれか。
イ. 母体保護法
ロ. 健康増進法
ハ. 母子保健法
ニ. 児童福祉法
正解 (イ)
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