過去問を考えてみよう(902) [過去問解析]
902. Aさん(38歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を受診した。診察時、身体には殴られてできたとみられる複数の打撲痕が確認された。腹痛の原因は夫から蹴られたことであった。Aさんは「家に帰るのが怖い。姉には夫の暴力について話したくない」と泣いている。
外来での看護師の対応で適切なのはどれか。
1.打撲痕を姉に見てもらう。
2.配偶者暴力相談センターに通報する。
3.暴力を受けたときの状況を具体的に話すことを求める。
4.Aさんが日頃から夫を怒らせるようなことがなかったか聞く。
正解(2)
[解説]「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」 の第三章の第六条に「医師その他の医療関係者は、その業務を行うにあたり、配偶者からの暴力によって負傷し、又は疾病にかかったと認められる者を発見したときは、その旨を配偶者暴力相談支援センター又は警察官に通報することができる」とあります。よって、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]配偶者からの暴力を発見した医療関係者が通報するのはどこか。
イ.配偶者暴力相談支援センター又は警察官
ロ.保健所
ハ.市役所福祉課
二.厚生労働大臣 正解(イ)
2016-08-03 18:34
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