過去問を考えてみよう(1174) [過去問解析]
次の文を読み1174~1176の問いに答えよ。
Aさん(81歳、女性)は、6年前にレビー小体型認知症と診断された。Aさんは雨の中を1人で外出して自宅に戻れなくなり、同居している娘に発見された。その夜、娘が話しかけたときのAさんの反応が鈍くなったため、かかりつけの病院を受診し、細菌性肺炎と診断され入院した。呼吸器疾患の既往はない。
1174.入院時にみられる所見はどれか。
1.樽状胸郭
2.呼気の延長
3.粗い断続性副雑音
4.高調性連続性副雑音
正解(3)
[解説]樽状胸郭はCOPD,呼気の延長は喘息、高調性連続性副雑音も喘息で、1,2,4は×。正解は3。
[補足]粗い断続性副雑音は水泡音とも呼ばれ、吸気時に聴こえます。
次の設問に挑戦してください。
[解説]聴診で呼気時に聴こえ、笛声音とも呼ばれるのはどれか。
イ.低調性連続性副雑音
ロ.高調性連続性副雑音
ハ.細かい断続性副雑音
ニ.粗い断続性副雑音 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「腰部脊柱管狭窄症」でした。
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