過去問を考えてみよう(1530) [過去問解析]
次の文を読み1530~1532の問いに答えよ。
在胎38週4日、骨盤位のため予定帝王切開術で出生した男児。看護師はインファントラジアントウォーマー下で児の全身を観察した。羊水混濁はなかった。
身体所見: 身長49.0cm、体重2,900g、頭囲33.0cm、胸囲32.0cm。直腸温37.8℃、呼吸数55/分、心拍数150/分。大泉門は平坦、骨重積なし、産瘤なし、頭血種なし。胎脂は腋窩にあり。筋緊張は強く、四肢は屈曲位。皮膚は厚い。うぶ毛は背中の1/2にあり。次回は硬い。精巣は両側とも完全に下降。外表奇形はなし。
検査所見: Apgar〈アプガー〉スコアは1分後9点、5分後10点。臍帯動脈血pH7.30。
1530. この児のアセスメントで適切なのはどれか。
1.新生児仮死
2.成熟児
3.高体温
4.水頭症
正解(2)
[解説]アプガースコアは1分後9点であり新生児仮死ではないので、1は×。直腸音はやや高めであるが、インファントラジアントウオーマー下なので、3も×。大泉門は平坦で頭囲も33cmと水頭症ではなく、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]アプガースコアは何点以上が正常とされるか。
イ.3点以上
ロ.5点以上
ハ.7点以上
ニ.9点以上 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「乳幼児」でした。
コメント 0