過去問を考えてみよう(2813) [過去問解析]
2813. 臨死期にある患者の家族から「のどがゴロゴロと鳴っていて苦しんでいます。この苦痛をとってあげたい」と相談された。看護師が、呼吸音を聴取すると咽頭に雑音を認めた。
患者の苦痛を緩和するための対応で適切なのはどれか。
1.顔を横に向ける。
2.気管支拡張薬を用いる。
3.口腔内をガーゼを拭く。
4.雑音が消失するまで吸引する。
正解(1)
[解説]臨死期に気管支拡張薬処方は意味がなく、口腔内を拭いても愁訴がなくなるとは思われず、臨死期に徹底した吸引は不適切で、2,3,4は×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]臨死期では血圧が低下し、徐々に脈が触れなくなるが、最後に触れなくなるのはどれか。
イ.橈骨動脈
ロ.大腿動脈
ハ.頸動脈
ニ.足背動脈 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「感覚鈍麻」でした。