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疾病の成り立ちと回復の促進 第43回(薬剤) [疾病の成り立ちと回復の促進]

G)血液および造血器に作用する薬剤

a) 造血因子

造血因子.png

ア)エリスロポイエチン

・ 赤血球産生を刺激する糖蛋白であり、ホルモン、サイトカインです。

・ 腎性貧血や自己血輸血のための採血の際に使われます。

イ)顆粒球コロニー刺激因子

・ 好中球前駆細胞の分化・増殖促進作用を持つ、糖蛋白のサイトカインです。

・ 骨髄移植や癌化学療法や再生不良性貧血に伴う好中球減少症に使われます。

ウ) マクロファージコロニー刺激因子

・ ヒト単球系前駆細胞に作用して、その分化・増殖を促進し、単球とマクロファージからなるコロニーを形成させるサイトカインです。

b)鉄欠乏性貧血治療薬: 吸収されやすいFe2+が硫酸第一鉄の形でフィルムで覆った鉄剤が内服で使われます。

c)巨赤芽球性(きょせきがきゅうせい)貧血治療薬: ビタミンB12の注射剤

d)鉄芽球性(てつがきゅうせい)貧血治療薬: ビタミンB6製剤

e) 抗血小板薬: 脳梗塞治療薬、予防薬として使われます。

ア) アスピリン

・ 血小板のトロンボキサンA2(TXA2)生成抑制を期待して使われます。

イ) クロビドグレル

・ 比較的新しい薬剤です。 血小板の活性化を抑制し、血小板の凝集を抑制します。 また、フィブリノーゲンが結合するのを抑制する作用も持っています。

ウ) チクロピジン

・ 血小板凝集と顆粒放出を抑制します。 血小板減少性紫斑病、無顆粒球症および重篤な肝障害などの副作用がおこることがあります。

エ) ジピリダモール

オ) シロスタゾール

・ 抗血小板作用と血管拡張作用を示します。

カ) プロスタサイクリン誘導体

・ 抗血小板作用と血管拡張作用を示します。

キ) オザグレル

・ 脳梗塞急性期に使われます。

[設問] 腎性貧血に使われるものを二つ選べ。

イ エリスロポイエチン

ロ 顆粒球コロニー刺激因子

ハ マクロファージコロニー刺激因子

ニ 鉄剤

ホ ビタミンB12               正解 () 

[設問] 抗血小板薬を二つ選べ。

イ ワーファリン

ロ アスピリン

ハ シロスタゾール

ニ へパリン

ホ ウロキナーゼ        正解 (


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