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疾病の成り立ちと回復の促進 第42回(薬剤) [疾病の成り立ちと回復の促進]

イ)下剤

・ 塩類下剤: 硫酸マグネシウム、酸化マグネシウムなど。腸管で吸収されず、腸管内で大量の水分を保持することによって作用を現します。

塩類下剤.png

・ 膨張性(ぼうちょうせい)下剤: カルメロースナトリウム

・ 浸潤性(しんじゅんせい)下剤: バルコゾル。界面活性作用によって糞便中への水分の浸透を容易にすることによって作用を発揮します。

・ 糖類下剤: ラクツロース。

・ 小腸刺激性下剤: ひまし油。 速効性の下剤です。

・ 大腸刺激性下痢: アントラキノン誘導体(センナ、大黄、アロエ)はAuerbach神経叢(しんけいそう)を刺激して大腸運動を亢進させます。

・ 自律神経系下剤: 副交感神経作動薬で腸管の運動を亢進させるものとして、ネオスチグミン、ベタネコールなどがあります。 パントテン酸(ビタミンB5)はムスカリン受容体刺激作用を持つので腸の蠕動運動を亢進させます。

・ 浣腸剤: 直腸を直接刺激して排便をおこさせる。グリセリンや微温湯(びおんとう)が使われます。

[設問] 塩類下剤を一つ選べ。

イ ラクツロース

ロ センナ

ハ 酸化マグネシウム

ニ グリセリン             正解 (

[設問] 小腸刺激性下剤で速効性のあるものを一つ選べ。

イ センナ

ロ ラクツロース

ハ パントテン酸

ニ ひまし油               正解 (

[設問] 浣腸剤として使われるものを一つ選べ。

イ 酸化マグネシウム

ロ パントテン酸

ハ グリセリン

ニ ラクツロース         正解 (


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