基礎看護学(9)(共通基本技術) [基礎看護学]
2)人間の成長を促すための技術
(1)教育
・ 患者教育の目的は、患者自身が自己の病気や障害、今後の問題やその対処方法などについて正しい知識を習得し、その後の療養や生活をよりよいものにしてもらうためです。
・ 入院患者の患者教育には、入院時オリエンテーション、日常生活指導、退院時指導などがあります。
・ 教育を実践するにあたっては、教育内容を明確にし、相手に応じた表現方法を用いて、相手が望ましい状況をイメージできるように働きかけることが重要です。
(2)相談・指導
・ 指導活動の場としては、外来や病棟などの医療施設と、家庭や学校など生活の場があります。
・ 指導活動の方法には、個人を対象とした個別指導、集団を対象とする集団指導、それと訪問指導があります。
・ 個別指導は個々に応じた説明、相談、指導で、秘密保持が必要とする場合に行われます。
・ 集団指導は、課題に共通性がある多人数の対象者に対して行われます。講義形式、意見交換を行う討議の形などがあります。
・ 訪問指導は、患者だけでなく介護を行う家族を含めた指導です。
・ 相談には信頼関係が大事で、相手の話を傾聴し相手を尊重することや、秘密を守ることが大切です。
3)安全を守るための技術
(1)感染コントロール
・ 感染予防の原則
・ 病原体を除去するには、汚れや微生物を取り除く手洗いや有害な微生物や病原体を死滅させる消毒法、すべての微生物を死滅させる滅菌法などがあります。
・ 手洗いは微生物の伝播を防ぐため、患者と接する前や汚染物に触れた時、手袋を除去した時などに直ちに行います。
・ 手洗いには、日常的手洗い、衛生的手洗い、手術時手洗いがあります。
・ 看護者自身が感染から身を守るには、血液や体液などに触れる可能性がある場合は、手袋やマスクなどの防護用具を使用し、使用後は防護用具を除去してただちに手洗いをするようにします。
・ 針刺し事故防止のため、リキャプの禁止や針廃棄容器の準備、リキャップ不要の注射針などを用いるようにします。
[設問] 患者教育について、正しく述べたものを一つ選べ。
イ 患者教育は、患者の病気や障害を、看護者自らが把握するために行う。
ロ 入院患者の患者教育には、入院時オリエンテーション、日常生活指導、退院時指導などがある。
ハ 患者教育は、教育内容は多少曖昧でも、看護者が熱意こめて行うことが大事である。
ニ 入院患者の患者教育は、入院の原因となった病気についての認識を深めることが中心となる。
正解 (ロ)
[設問] 看護における相談・指導に関して、以下より、正しい説明であるものを一つ選べ。
イ 看護における指導の場は、外来や病棟などの医療施設で行う必要がある。
ロ 個別指導では、特に秘密保持の必要はない。
ハ 集団指導は、課題に共通性がある時に行われる。
ニ 訪問指導も患者だけに対して行われることが多い。
正解 (ハ)
[設問] 感染予防の三原則における「侵入経路の遮断」に含まれるものを二つ選べ。
イ 手洗い ロ 無菌操作 ハ 消毒 ニ 栄養状態の管理 ホ 隔離
正解 (ロ、ホ)
沒有醫生的處方
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