成人看護学(53)(感染症の看護) [成人看護学]
(2)職業上の感染予防
・ 看護師の結核感染リスクは一般人の2.3倍といわれています。
・ 医療従事者の結核予防のためには、新規採用時に2段階のツベルクリン検査を行い、その後定期的にツベルクリン検査を行います。
・ 結核の疑いのある患者にはサージカルマスクを着用させ、咳嗽時にはハンカチなどで口を覆うように指導します。
・ スタンダードプリコーションを行い、採血や留置針の刺入時、抜去時には手袋を着用します。
・ 血液・体液が付いた場合、流水で洗い流し、粘膜は水で洗浄すべきです。
・ 医療従事者で、血液や体液に接触する可能性がある者は、HBVワクチン接種が勧められます。
・ HBs抗原陽性患者の血液に曝露した場合は、24時間以内に高力価HBs抗体含有グロブリン製剤を投与します。
・ 針刺し事故の場合、十分な流水で洗い、直後の血液検査を行います。 そして、事故者のHIV抗体が陰性の場合、必要であれば予防内服を行います。
[設問] 看護師の結核感染リスクは一般人の約何倍くらいか?
イ 1.5倍 ロ 1.8倍 ハ 2.3倍 ニ 3.4倍
正解 (ハ)
[設問] 針刺し事故でのHIV感染率はどれくらいか?
イ 0.1% ロ 0.3% ハ 0.9% ニ 1.3%
正解 (ロ)
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