小児看護学(19)(病気や入院が子供に与える影響とその看護) [小児看護学]
2)ストレスを緩和するための看護
・ 入院時には子供のヘルスアセスメントを行い、感染症の有無を確認します。
・ 入院生活の適応を手助けするために、入院前のプリパレーションや入院時オリエンテーションを行い、子供と家族が具体的な入院生活をイメージできるような関わりが必要です。
・ 子供が生き生きとした入院生活を営めるように子供のニーズに合った日常生活援助を行い、子供の苦痛や不安を最小限にとどめストレスへの対処能力を高める関わりが必要です。
☆プレパレーション: これから直面する医療行為のためにおこる心理的混乱に対して、それを最小限にする(緩和する)ように工夫して説明し、子供の対処能力、頑張る力を引き出すようなケアし、子供の健全な発達を助けていくことをいいます。
・ 子供が入院した時点から、退院後の生活に向け準備を始める必要があります。 在宅治療を継続する場合は、子供・家族とともに実行可能な計画を具体的に話し合っていきます。
・ 退院後に地域資源の活用や学校との連携が必要な場合は、入院中から調整の機会を設ける必要があります。
・ 計画された入院の場合、入院前に病棟の見学や説明によって、子供と家族に十分な準備をしてもらうことがストレスの緩和につながります。
・ 実際は、心理的準備がないまま緊急に入院となることが多いので、看護師は子供と家族に安心感をもたせる援助をする必要があります。
・ 子供が自分を表現し、入院環境に目をやることができるよう援助します。
[設問] 「これから直面する医療行為のためにおこる心理的混乱に対して、それを最小限にする(緩和する)ように工夫して説明し、子供の対処能力、頑張る力を引き出すようケアし、子供の健全な発達を助けていく」 ことを、何というか?
イ ヘルスアセスメント
ロ オリエンテーション
ハ プリパレーション
ニ セルフエデュケーション 正解 (ハ)
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