小児看護学(30)(さまざまな状況にある子供と家族への看護) [小児看護学]
(3)子供の身体・情緒・発達面を考慮した日常生活への援助
・ 子供が寂しさや孤立感を克服できるように、看護師はできるだけ頻回に訪室し傍にいて話を聞き、遊びなどを一緒に行う機会をつくります。
・ ガラス窓越しに外が見える、好きなおもちゃが置いてあり1人でも遊ぶことができるなど、寂しさを緩和できる環境を整えます。
・ 家庭、地域、学校での生活との連続性を保たせるよう工夫します。
・ 子供の理解に応じて、隔離の必要性、清潔の大切さや感染予防の知識について説明し、子供自身で行える部分を増やせるように指導します。
・ 易感染状態にある子供は、出血傾向に気をつけながら、含嗽や歯磨きなど十分な口腔ケアを行います。
(4)家族の面会・付き添い時の指導と支援
[設問] 隔離された子供の日常生活への援助で正しいものを一つ選べ。
イ 隔離された子供の場合、看護師の訪室はできるだけ控えるようにする。
ロ 隔離された子供の場合、学校や家庭、地域との連続性を保つのは難しいことを覚悟する。
ハ 子供の理解に応じて、隔離の必要性、清潔の大切さなどについて説明する。
ニ 出血傾向がある場合、含嗽や歯磨きは禁止とする。
正解 (ハ)
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