精神看護(4)(精神の健康) [精神看護学]
(4)思考と思考障害
・ 思考: 冷静に論理をたどり、頭の中で状況を想定して見通しを立てる頭 (脳) の働きのことです。
(5)感情と感情障害
・ 感情: きれいだ、醜いな、楽しいな、辛いよ、など状況や出来事、対象に対して価値づけをすることです。 感情は、身体的感情(快、不快)、欲求感情(食欲・性的欲求)、気分(爽快・憂鬱)、情動(怒り・恐れ・不安)などに分類されます。
・ 感情障害: 抑うつ感、爽快感、恍惚、多幸、感情の不安定さ、情動失禁、アンビバレントなどがあります。
(6)意欲と意欲障害
・ 意欲: 自己の意図を実現しようとする傾向をいいます。 人は何か行動をして生きています。 そして、行動するために意欲が必要となります。
・ 意欲障害: 何かを行おうとする意図や目標は思いつくが、それ以降の段階でのつまずくことをさしています。 熟慮の段階でつまずいて結局何もしない、不安が強くて決定を自分で行えずに他者の権威に委ねしまう、意志薄弱で根気が続かないといったことで表現されます。
[設問] 「思考制止」とは、次のどれでみられるものか?
イ そう状態 ロ うつ状態 ハ てんかん ニ アルコール中毒
正解 (ロ)
[設問] 「観念奔逸」とは、次のどれでみられるものか?
イ そう状態 ロ うつ状態 ハ てんかん ニ 統合失調症
正解 (イ)
[設問] 「滅裂思考」とは、次のどれでみられるものか?
イ そう状態 ロ うつ状態 ハ てんかん ニ 統合失調症
正解 (ニ)
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