精神看護(21)(看護援助技法) [精神看護学]
(4)躁状態
・ 躁状態の場合、刺激に敏感で、容易に興奮し、不眠・多弁・多動となりますから、刺激を遠ざけるように環境を調整します。
・ 刺激を避けて、何をするにも、事前に声をかけて、決して脅かさないようにします。
・ 議論や説得をすることは避け、できるだけ聞き手となるようにします。
・ 必要最小限のことを手短に簡潔に伝え、後はできるだけ聞くことに徹します。 また、多人数を避けて、できるだけ1対1で会話を行うようにします。
・ 食事や睡眠がとれなくなることもあるので、休養がとれるように援助します。
・ 一貫した態度で接し、患者のペースに巻き込まれないようにします。
・ 他人に対して、過干渉で、無遠慮・無作法になり、自分勝手な行動をとりがちなので、社会的に逸脱した行動を防ぐ意味での保護が必要な場合もでてきます。
[設問] 躁状態でおこりやすいものを二つ選べ。
イ 寡黙 ロ 多動 ハ 不眠 ニ 過眠 ホ 意欲低下
正解 (ロ、ハ)
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