過去問を考えてみよう(303) [過去問解析]
303 若年性特発性関節炎(juvenile idiopathic arthritis)で入院している子どもの看護で適切なのはどれか。 (2014年午前出題)
1. 発疹が出現している間は隔離する。
2. Raynaud(レイノー)現象の観察をする。
3. 強い関節痛があるときは局部を安静に保つ。
4. 朝のこわばりのある関節部位に冷湿布を貼用する。
正解 (3)
[解説] 伝染性ではないので1は×。 レイノー現象はこの疾患特有の症状ではないので2も×。 朝のこわばりのある関節部位には温湿布、温罨法が有効で、4も×。強い痛みの出る急性期には局所の安静を図るのは適切で、正解は3となります。
[補足1] 若年性特発性関節炎は16歳以下で発症する原因不明の関節炎で、発熱(弛張熱)、発疹、関節炎を三主徴とする全身型と、関節炎主体の関節型があります。 間接型はさらに5箇所未満の関節症状の出る少関節型と5箇所以上の関節症状の出る多関節型に分けられます。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 若年性特発性関節炎とは何才以下で発症するものか。
イ. 5歳以下
ロ. 8歳以下
ハ. 13歳以下
ニ. 16歳以下
正解 (ニ)
コメント 0