過去問を考えてみよう(907) [過去問解析]
907. Aさん(60歳、男性)は、1年前に膵癌と診断されて自宅で療養中である。疼痛管理はレスキューとして追加注入ができるシリンジポンプを使用し、オピオイドを持続的に皮下注射している。
訪問看護師のAさんへの疼痛管理の指導で適切なのはどれか。
1.シリンジの交換はAさんが実施する。
2.疼痛がないときには持続的な注入をやめてもよい。
3.レスキューとしてのオピオイドの追加注入はAさんが行う。
4.レスキューとして用いるオピオイドの1回量に制限はない。
正解(3)
[解説]シリンジ交換は訪問看護師がやるので1は×。持続するから疼痛がなくなるわけなので、2も×。レスキューの際には制限はあり、4も×。正解は3。
[補足]レスキューの オピオイドの投与量としては、経口薬では1日量の10~20%を、持続静注・持続皮下注では1時間量の急速投与を行うことになります。
次の設問に挑戦してください。
[設問]レスキューのオピオイドの投与量は、注射の場合、何時間の投与量を急速投与することになるか。
イ.30分
ロ.1時間
ハ.2時間
二.3時間 正解(ロ)
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