過去問を考えてみよう(1274) [過去問解析]
1274. Aちゃん(6歳、女児)は、左上腕骨顆上骨折と診断され、牽引治療のために入院した。医師からAちゃんと家族に対し、牽引と安静臥床の必要性を説明した後、弾性包帯を用いて左上肢の介達牽引を開始した。
Aちゃんに対する看護で適切なのはどれか。
1.食事を全介助する。
2.左手指の熱感を観察する。
3.抑制ジャケットを装着する。
4.1日1回は弾性包帯を巻き直す。
5.痛みに応じて牽引の重錘の重さを変更する。
正解(4)
[解説]右手が使えるので食事の全介助は必要なく1は×。弾性包帯で阻血が起きる可能性があるので左手指の冷感の観察が必要で、2も×。抑制ジャケットの必要はなく3も×。重錘の重さの変更はする必要はなく5も×。正解は4。
[補足]弾性包帯は、包帯の中で最も弾力性が高いと言われています。術後の圧迫、下肢静脈瘤予防対策に使われることが多いようです。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小児に多い骨折でないのはどれか。
イ.隆起骨折
ロ.若木骨折
ハ.骨端骨折
二.腰椎圧迫骨折 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「100㎖」でした。
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