過去問を考えてみよう(2471) [過去問解析]
2471. 新生児の出血性疾患で正しいのはどれか。
1.生後48時間以内には発症しない。
2.母乳栄養児は発症のリスクが高い。
3.予防としてカルシウムを内服する。
4.早期に現れる所見に蕁麻疹がある。
正解(2)
[解説]新生児はビタミンKの貯蔵が少なく、母乳にはビタミンKが少ないことから、出血傾向が出る可能性があります。生後24時間以内の早期にも起きることがあり、症状は吐血や下血などです。予防にはビタミンKの内服療法が行われます。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]生後2週以降に起こる遅発型のビタミンk欠乏性出血症で起こることが多く、予後不良の病態はどれか。
イ.吐血
ロ.下血
ハ.血尿
ニ.頭蓋内出血 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「生後5~8か月」でした。