過去問を考えてみよう(2604) [過去問解析]
2604. Aさん(76歳、女性)は1人暮らし。脳血管疾患で右半身麻痺があり、障害高齢者の生活自立度判定基準はB-2である。週に2回の訪問看護を利用している。食事の準備と介助および食後の口腔ケアのため訪問介護を利用することになった。訪問介護の担当者は、Aさんのケアについて訪問看護師に助言を求めた。
訪問看護師が訪問介護の担当者に助言する内容で正しいのはどれか。
1.健側に頸部を回旋させ食事の介助をする。
2.野菜は繊維に対し垂直に切って調理する。
3.歯肉出血がみられたら口腔ケアは中止する。
4.食事中はAさんの好きなテレビ番組を見せる。
正解(2)
[解説]頸部の回旋は麻痺側にした方が飲み込みやすく、1は×。歯肉出血で口腔ケアを中止すべきではなく、3も×。食事中は食事に集中してもらうべきで、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]右片麻痺患者の食事介助での、介助者の位置で、適切なのはどれか。
イ.患者の正面
ロ.患者の背側
ハ.患者の左側
二.患者の右側 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「1500~2000mL」でした。