人体の構造と機能 第76回(運動器系) [人体の構造と機能]
C)脊柱(せきちゅう)
・脊柱は、32~34個の椎骨と椎間円盤からなっています。椎骨は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、5個の仙椎、3~5個の尾椎でなりたっています。仙椎と尾椎は成人では、癒合して仙骨と尾骨になります。
[設問] 頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の数を順に並べたものを選べ。
イ 7・11・6・5
ロ 8・12・5・5
ハ 7・12・5・7
ニ 7・12・5・5 正解 (ニ)
・成人の脊柱は、頸部と腰部では前方に彎曲し、胸部と仙骨部では後方に彎曲しています。
・脊柱管は、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨の椎孔で形成されます。上下の椎骨の間には椎間孔があります。
・椎骨と椎骨の間には椎間円板があって、髄核とそれを取り巻く線維輪からなっています。
[設問] 髄核とそれを取り巻く線維輪からなるのはどれか?
イ 椎間円板 ロ 椎体 ハ 椎弓根 ニ 横突起
・第1頸椎は環椎(かんつい)と呼ばれ、後頭骨の後頭顆と環椎後頭関節(かんついこうとうかんせつ)をつくっています。また、第2頸椎は軸椎と呼ばれ、環椎と正中環軸関節をつくっています。
・胸椎は肋骨と関節でつながっています。
・第5腰椎、仙骨、尾骨は寛骨とともに骨盤を形成しています。
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