母性看護学(8)(女性のライフサイクル各期における看護) [母性看護学]
2)成熟期にある人々の看護
(1)家族計画の意義
・ 家族計画とは、子供を望む時に得る目的で、行う受胎計画のことです。
・ 受胎調節とは、子供を望む時に妊娠し、望まない時には避妊をして、受胎を調節することです。
・ 合意に基づかない性交や避妊失敗時には、中用量ピル投与による緊急避妊法を用いる必要があります。
・ 月経周期や基礎体温を記録することにより、排卵や受精可能な日を避けて性交する避妊法としてオギノ式、基礎体温法があります。 しかし、失敗率が高くて、有効な避妊法とはいえず、 むしろ妊娠したい時に用いる方法とされます。
・ 子宮内避妊具(IUD)とは、子宮腔内に挿入し、受精卵の着床を防ぐ避妊具のことで、避妊率は95〜98%と高いのですが、婦人科での検査や処置が必要となります。 過多月経、不正出血などがおこることがあり、子宮外妊娠をおこすことがあります。
・ 不妊手術とは、生殖腺を除去することなく、生殖を不能にする手術で、厚生労働省令をもって定められています。 女性では卵管結紮術、男性では両側精管結紮術があり、いずれも母体保護法に基づいて行われます。
[設問] 避妊率が最も高いものを選べ。
イ コンドーム
ロ 低用量ピル
ハ 子宮内避妊具
ニ 基礎体法 正解 (ロ)
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