母性看護学(19)(ハイリスクな状況にある人々の看護) [母性看護学]
5.ハイリスクな状況にある人々への看護
1)妊婦の看護
(1)流産
・ 切迫流産の治療は、安静と薬物療法が基本です。 子宮収縮に対しては、子宮収縮抑制薬β2刺激薬が有効で、塩酸イソクスプリンや塩酸リトドリンが用いられます。
・ 頸管無力症には、妊娠16週前後で子宮頸管縫縮術(マクドナルド法またはシロッカー法)が施行されます。
・ 切迫流産の看護としては、まず流産の徴候を観察し、安静を保ち、薬物療法の効果・副作用を観察します。 便秘や下痢の予防のため、食事にも気を配ります。 また、妊婦や家族の精神的動揺に対して、精神的支援を行うことも必要です。
[設問] 流産とは、妊娠何週未満で妊娠が途絶えることをいうのか?
イ 18週 ロ 20週 ハ 22週 ニ 24週
正解 (ハ)
[設問] 妊卵内で胎児あるいは胎芽がすでに死亡しているが、今なお子宮内にとどまっている状態を何というか?
イ 切迫流産 ロ 進行流産 ハ 不全流産 ニ 稽留流産
正解 (ニ)
[設問] 自然流産は、全妊娠の約何%におこるか?
イ 1% ロ 5% ハ 10% ニ 15% 正解 (ハ)
[設問] 子宮頚管無力症で行われる手術を選べ。
イ マクドナルド手術
ロ ビルロート法
ハ ロス手術
ニ ハルトマン手術 正解 (イ)
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