精神看護(29)(精神科治療と看護) [精神看護学]
(8)てんかん
・ てんかんは、てんかん発作を主症状とし、慢性に発作を反復する脳障害です。 確定診断には脳波検査が使われますが、100%てんかん脳波が検出されるわけではありません。
(9)心身症
・ 身体症状であっても、発症に心理的因子が重要な意味を持つ場合を心身症と呼びます。
・ 代表的な心身症として、過敏性大腸症候群、過換気症候群、蕁麻疹、円形脱毛症、高血圧、偏頭痛などがあります。
・ 心理的原因が同じようなものであっても、人により症状の出る器官が異なり、ある人は呼吸器系に、別の人には消化器系に症状が現れます。 これを器官選択といいます。
[設問] てんかん発作が短い間隔で、しかも長時間に及ぶ状態を何というか?
イ 全般発作 ロ 強直間代発作 ハ 欠神発作 ニ てんかん重積発作
正解 (ニ)
[設問] てんかん発作後に手足に麻痺が一過性に生じるものを何というか?
イ トッド麻痺 ロ ベル麻痺 ハ 単麻痺 ニ ラムゼイ・ハント症候群
正解 (イ)
[設問] 心身症の範疇に入るものの組み合わせとして正しいものを、一つ選べ。
イ 過敏性大腸症候群・円形脱毛症・脳梗塞
ロ 円形脱毛症・ベル麻痺・じんましん
ハ 過敏性大腸炎・過換気症候群・円形脱毛症
ニ 過換気症候群・クローン病・潰瘍性大腸炎
正解 (ハ)
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