過去問を考えてみよう(204) [過去問解析]
204 大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。 2つ選べ。 (2013年午後出題)
1. 検査前日の朝から絶食とする。
2. 腸管洗浄液は6時間かけて内服する。
3. 迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。
4. 検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。
5. 検査後に下血の有無を観察する。
正解 (3、5)
[解説] 検査前日の絶食は必要ないので1は×。 腸管洗浄液の服用は普通2時間以内、6時間はかけ過ぎで2も×。 検査後に嚥下障害をきたすことはないので4も×。 よって正解は3、5ですね。
[補足1] 大腸内視鏡検査の合併症としては、まれに穿孔がおきることがあり、ポリープ切除が施行された場合は穿孔や出血がみられることがまれにあります。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 大腸内視鏡検査での前処置で正しいものを一つ選べ。
イ 前日は、食物残渣の少ない検査用食事を摂ってもらう場合がある。
ロ 気泡除去のための薬剤を服用させる。
ハ 当日朝の絶食は必要ない。
ニ 腸管洗浄液を500ml内服してもらう。
正解 (イ)
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