過去問を考えてみよう(493) [過去問解析]
493. 認知症(dementia)を説明しているのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 知的発達の遅延
2. 意識障害の出現
3. 全身の筋肉の進行性萎縮
4. 一度獲得した知的機能の衰退
正解 (4)
[解説] 1は精神発達遅滞(mental retardation)のことで×。 認知症は認知機能の障害であって意識障害ではないので2も×。 進行性の筋萎縮はミオパチーあるいは筋ジストロフィーでみられるもので3も×。 正解は4。
[補足] 認知症には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭葉変性症など種々のものが含まれています。 その中で最も頻度の多いものがアルツハイマー型認知症です。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 認知症の中で最も頻度の高いものはどれか。
イ. アルツハイマー型認知症
ロ. レビー小体型認知症
ハ. 血管性認知症
ニ. 前頭側頭葉変性症
正解 (イ)
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