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過去問を考えてみよう(562) [過去問解析]

562. 理解力に問題のない入院中の成人患者を対象にした看護研究を行うこととした。 倫理的配慮で適切なのはどれか。 2つ選べ。 (2012年午前出題)

1. 研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明する。

2. 患者が自室に不在の場合、研究参加の同意は家族から得る。

3. 発表用のデータには患者の実名を記載する。

4. 個人情報が含まれた研究の書類は、施錠できる場所に保管する。

5. 研究が終了したとき、研究者の守秘義務は免除される。

                      正解 (1、4

[解説] 研究はいつでも撤回できるので1は正しい。 成人で家族から同意をとるのは非常識で2は×。 発表で実名は問題外で、3も×。 個人情報の保管は厳重にで、4は正しい。 研究終了でも守秘義務は存在するので5は×。  正解は1、4

[補足] 看護師が守秘義務違反を犯したばあい、保健師助産師看護師法第42条の2や刑法第134条などにより処罰の対象となることがあります。 保健師助産師看護師法第42条の2「保健師、看護師又は准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保健師、看護師又は准看護師でなくなった後においても、同様とする」

[参考] 基礎看護学(4)(看護の概念) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-05-12

次の設問に挑戦してください。

[設問] 臨床研究において、個人情報に該当しないのはどれか

イ. 患者の生年月日

ロ. 患者の氏名

ハ. 患者の性別

ニ. 患者の現住所

ホ. 患者の入院年月日

                     正解 (


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