過去問を考えてみよう(584) [過去問解析]
584. 入院後5日が経過し、Aさんは病室内を歩くようになったが、腰痛を訴えている。 看護師が検討すべき事項として適切なのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 鎮痛薬の内服
2. T字杖の使用
3. 痛みのある間の臥床保持
4. 就寝中のコルセット装着
正解 (1)
[解説] 腰痛が歩行時あり、原因が骨折と明らかなので、まずは鎮痛薬の内服が優先すべきかと思われます。 T字杖は鎮痛薬より優先すべきとは思われず、臥床保持は腰帯筋の萎縮につながり、コルセットは歩行時に使うのでなければ意味がなく、 正解は1。
[補足] 圧迫骨折急性期のコルセット着用は、体幹の運動を制限するためです。 特に前屈姿勢を制限し、椎体前方がつぶれることを予防するのが主な目的となります。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 脊椎の圧迫骨折の好発部位はどこか。
イ. 下位頸椎
ロ. 上位胸椎
ハ. 中位胸椎
ニ. 胸腰椎移行部
ホ. 下位腰椎
正解 (ニ)
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