過去問を考えてみよう(716) [過去問解析]
716. Aさんは黄疸がみられるようになったことをきっかけに、アルコール依存症(alcohol dependence)の治療を受けることになった。 妻は、これまで1日中酒ばかり飲んでいたAさんに対する強い不満を看護師に話した。 看護師から妻への助言で最も適切なのはどれか。 (2012年午後出題)
1. 家にある酒類はすべて捨てるように話す。
2. Aさんの代わりに家計を支えるように話す。
3. Aさんに飲酒の害を再度伝えることを提案する。
4. 家族のためのセルフヘルプグループへの参加を勧める。
正解 (4)
[解説] 1はやり過ぎの提案で×。 2は妻へ負担をかける提案で×。 治療を受けることになった段階で飲酒の害を妻から伝えるのはよくない提案で3は×。 正解は4。
[補足] セルフヘルプグループというのは、同じ問題を持っている人たちが、体験や思っていることを話したり聞いたりすることで、悩みや苦しみを共有することで、問題解決を図ろうというものです。
次の設問に挑戦してください。
[設問] セルフヘルプグループの始まりとなったのは、次のどれか。
イ. ギャンブル依存症
ロ. アルコール依存症
ハ. 薬物依存症
ニ. ドメスティックバイオレンス
正解 (ロ)
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