過去問を考えてみよう(792) [過去問解析]
792. 平成24年(2012年)の国連エイズ合同計画〈UNAIDS〉の報告において、ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉陽性者が最も多い地域はどれか。 (2015年午前出題)
1. 東アジア
2. 北アメリカ
3. オセアニア
4. サハラ以南のアフリカ
正解 (4)
[解説] この報告の中で、2011年現在、世界のHIV陽性者数が最も多いのは、サハラ以南のアフリカであり、成人の20人に1人(4.9%)がHIV陽性者とされています。 正解は4。
[補足] 2011年末現在で、世界のHIV陽性者は3400万人とされ、15~49歳の成人の約0.8%がHIVに感染していることになります。 地域別にみると、陽性者の数が最も多いのはサハラ以南のアフリカで、それは世界の69%にあたるとされます。次いで多いのはカリブ諸国と東欧・中央アジアとなっています。 また、新規の感染者の数は、世界全体では減り続けています。
[参考] 疾病の成り立ちと回復の促進 第20回(病態のいろいろ) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-04-18
次の設問に挑戦してください。
[設問] 2012年の世界エイズ合同計画の報告による、2011年末現在の世界のHIV陽性者の数に、最も近いのはどれか。
イ. 34万人
ロ. 340万人
ハ. 3400万人
ニ. 3億4000万人
正解 (ハ)
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