過去問を考えてみよう（1648）

1648.　その後６か月間、Ａ君は外来で経過観察となった。関節症状および紫斑は自然に消失したが、尿の異常と低タンパク血症は変わらず、その他の所見も変化がなかった。

　Ａ君の尿の異常の確定診断をするために最も重要な検査はどれか。

１．腎生検

２．咽頭培養

３．腹部ＭＲＩ

４．クレアチニンクリアランスの測定

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解（１）

［解説］尿所見が異常ですから、腎症の確定診断になりますから……正解は１。

　次の設問に挑戦してください。

［設問］IgA血管炎の四徴はどれか。

イ．紫斑・腎炎・高血圧・三叉神経痛

ロ．紫斑・心筋炎・頭痛・筋肉痛

ハ．紫斑・肝障害・坐骨神経痛・胸痛

二．紫斑・腎炎・腹痛・関節痛　　　　　　　　　　　　正解は次回に！！

　　前回の設問の正解は、ロの「川崎病」でした。

タグ：腎症 看護国家試験 IgA血管炎