過去問を考えてみよう(2495) [過去問解析]
2495. 急性大動脈解離において緊急手術を行うかどうかの観点で用いる分類はどれか。
1.NYHA分類
2.スタンフォード分類
3.キリップ分類
4.ドベーキー分類
5.フォレスター分類
正解(2)
[解説]NYHA分類は心機能の分類であり、1は×。キリップ分類は急性心筋梗塞のおける心機能障害の重症度分類で、3も×。フォレスター分類は、心不全をカテーテルを用いた血行動態指標を用いた心不全重症度分類で、5も×。ドベーキー分類とスタンフォード分類は、いずれも大動脈解離の解離範囲による分類ですが、緊急手術が必要かどうかの判定にはスタンフォード分類が使われています。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]普通の身体活動で心不全の症状(疲労、動悸、呼吸困難または狭心痛)がある場合、NYHA分類ではどれにあたるか。
イ.Ⅰ度
ロ.Ⅱ度
ハ.Ⅲ度
ニ.Ⅳ度 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「120~140/分」でした。