過去問を考えてみよう(1985) [過去問解析]
1985. 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(医療介護総合確保推進法)で推進するのはどれか。2つ選べ。
1.子育て世代包括支援センター
2.地域包括ケアシステム
3.子どもの医療費の助成
4.地域生活支援事業
5.地域医療構想
正解(2,5)
[解説]子育て世代包括支援センターは「母子保健法」、子どもの医療費の助成は「児童福祉法の一部を改正する法律」によって、地域生活支援事業は「障害者総合支援法」に基づくもので、1,3,4は×。正解は2と5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]医療介護総合確保推進法が公布されたのはいつか。
イ.1984年
ロ.1994年
ハ.2004年
ニ.2014年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「原因として最も多いのがアルコール性で、次いで胆石性である」でした。
過去問を考えてみよう(1984) [過去問解析]
1984. 急性膵炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.成因はアルコール性より胆石性が多い。
2.重症度判定には造影CTが重要である。
3.血中アミラーゼ値が低下する。
4.鎮痛薬の投与は禁忌である。
5.初発症状は上腹部痛である。
正解(2,5)
[解説]成因としては飲酒が最も多く、血中アミラーゼ値は上昇し、消炎鎮痛薬は投与されるので、1,3,4は×。正解は2と5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性膵炎について正しいものを選べ。
イ.原因として最も多いのがアルコール性で、次いで胆石性である。
ロ.痛みが腹部全体に広がることはない。
ハ.食事は普通にとって差支えない。
ニ.脂肪食摂取には予防効果がみられる。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イとロの「飲酒」と「喫煙」でした。
過去問を考えてみよう(1983) [過去問解析]
1983. 食道癌で正しいのはどれか2つ選べ。
1.女性に多い。
2.日本では腺癌が多い。
3.放射線感受性は低い。
4.飲酒は危険因子である。
5.胸部中部食道に好発する。
正解(4,5)
[解説]食道癌は、男性に多く、組織型では扁平上皮癌が多く、放射線感受性は高く、1,2,3は×。正解は4と5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]食道癌の発生要因としてよく知られているのはどれか。2つ選べ。
イ.飲酒
ロ.喫煙
ハ.牛乳
ニ.高血圧
ホ.魚介類 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「後面」でした。
過去問を考えてみよう(1982) [過去問解析]
1982. 気管で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.軟骨は筒状である。
2.胸骨角の高さで分岐する。
3.交感神経の働きで収縮する。
4.吸息相の気管内圧は陰圧である。
5.頸部では食道の背側に位置する。
正解(2,4)
[解説]軟骨は馬蹄形であり、交感神経の働きで拡張し、頸部では食道の前方に位置し、1,3,5は×。正解は2と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]気管には馬蹄形の軟骨があるが、軟骨がないのは気管のどの部位か。
イ.前面
ロ.後面
ハ.右側面
ニ.左側面 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「インスリン分泌促進」でした。
過去問を考えてみよう(1981) [過去問解析]
1981. 交感神経の作用はどれか。2つ選べ。
1.散瞳
2.精神性発汗
3.腸蠕動の促進
4.排尿筋の収縮
5.グリコーゲン合成の促進
正解(1、2)
[解説]腸蠕動の促進、排尿筋の収縮、グリコーゲン合成の促進はいずれも副交感神経の作用によるもので、3,4,5は×。正解は1と2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]副交感神経の作用はどれか。
イ.瞳孔散大
ロ.心拍動促進
ハ.排尿抑制
ニ.インスリン分泌促進 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(1980) [過去問解析]
1980. 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。
1.実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
2.吸引圧は-40kPa(300mmHg)に調整する。
3.気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
4.カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
5.カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
正解(1)
[解説]吸引圧は最大150mmHgであり、2は×。吸引カテーテルはその外径が気道内径の1/2以下のものが推奨され、3も×。1回の吸引操作は10秒以上はしないようにすべきで、4も×。カテーテルの挿入は気管分岐部に当たらない位置にすべきで、5も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]気管内吸引の合併症として起こりうるのはどれか。
イ.不整脈
ロ.血圧変動
ハ.嘔吐
ニ.無気肺
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「神経筋接合部」でした。
過去問を考えてみよう(1979) [過去問解析]
1979. 重症筋無力症で正しいのはどれか。
1.男性に多い。
2.心肥大を生じる。
3.朝に症状が強くなる。
4.自己免疫疾患である。
5.70歳以上に好発する。
正解(4)
[解説]重症筋無力症は女性に多く、心肥大は生じず、易疲労つまり夕方以降に症状が強くなり、女性では30~50歳代、男性では50~60歳代に多く、1,2,3,5は×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]重症筋無力症の疾患の本体はどこにあるか。
イ.大脳の運動野
ロ.脊髄
ハ.神経筋接合部
ニ.運動神経
ホ.骨格筋 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「骨盤神経」でした。
過去問を考えてみよう(1978) [過去問解析]
1978. 排尿時に収縮するのはどれか。
1.尿管
2.尿道
3.膀胱平滑筋
4.内尿道括約筋
5.外尿道括約筋
正解(3)
[解説]尿管は尿を膀胱へ運ぶために蠕動運動を行っており、排尿時に収縮するものではないので、1は×。尿道が収縮すれば排尿は妨げられるので、2も×。内尿道括約筋は排尿時には弛緩し、外尿道括約筋が収縮すれば排尿は妨げられるので、4と5は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]排尿筋である膀胱平滑筋を収縮させるのはどの神経か。
イ.骨盤神経
ロ.下腹神経
ハ.坐骨神経
ニ.陰部神経 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「痛風」でした。
過去問を考えてみよう(1977) [過去問解析]
1977. 最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。
1.核酸
2.リン脂質
3.中性脂肪
4.グルコース
5.コレステロール
正解(1)
[解説]核酸はプリン体で構成されていて、分解されると尿酸ができます。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]尿酸が、直接の原因で起きる疾病は次のどれか。
イ.高血圧症
ロ.痛風
ハ.糖尿病
ニ.高脂血症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「網膜」でした。
過去問を考えてみよう(1976) [過去問解析]
1976. 眼球に入る光の量を調節するのはどれか。
1.角膜
2.虹彩
3.瞳孔
4.水晶体
5.毛様体
正解(2)
[解説]瞳孔の大きさを調節して眼球に入る光の量を調節しているのは虹彩。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]写真撮影でみられる赤目現象は、何が映ったものか。
イ.虹彩
ロ.硝子体
ハ.水晶体
ニ.網膜 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「30歳代」でした。