過去問を考えてみよう(2490) [過去問解析]
2490.脳の外側面を左右から見た模式図を示す。
右利きの健常成人のブローカの運動中枢はどれか。
1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤
正解(4)
[解説]一般に、ブローカ野は左前頭葉の下前頭回の弁蓋部と三角部に位置していますので、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]運動麻痺がないにもかかわらず、衣服を正しく着ることができなくなるのを、着衣失行と呼びますが、一般に、大脳のどの部位の病変で起きると言われていますが。
イ.右前頭葉
ロ.左前頭葉
ハ.右頭頂葉
ニ.左頭頂葉 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「1974年」でした。
過去問を考えてみよう(2489) [過去問解析]
2489. 日本政府開発援助〈ODA〉の実施機関はどれか。
1.世界保健機関〈WHO〉
2.国際協力機構〈JICA〉
3.国連開発計画〈UNDP〉
4.赤十字国際委員会〈ICRC〉
正解(2)
[解説]ODAは二国間援助、国際機関への出資・拠出(多国間援助)に分けられていて、このうちの二国間援助の形態である技術協力、有償資金協力、無償資金協力を担うのがJICAです。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]JICAが設立されたのはいつか。
イ.1970年
ロ.1972年
ハ.1974年
ニ.1976年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「軽症群」でした。
過去問を考えてみよう(2488) [過去問解析]
2488.災害発生時に行うSTART法によるトリアージで最初に判定を行う項目はどれか。
1.意識
2.呼吸
3.循環
4.歩行
正解(4)
[解説]スタート法によるトリアージでは、歩行、呼吸、循環、意識の順で判定を行っていきますから、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]スタート法による一次トリアージで、最初に振り分けられるのはどれか。
イ.最優先治療群
ロ.待機治療群
ハ.軽症群
ニ.死亡群 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「1992年」でした。
過去問を考えてみよう(2487) [過去問解析]
2487. 看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている、離職した看護師の復職の支援に関連する制度はどれか。
1.看護師等免許保持者の届出
2.特定行為に係る研修
3.教育訓練給付金
4.業務従事者届
正解(1)
[解説]2と4は保健師助産師看護師法によるもので、いずれも×。3は雇用保険法によるもので、これも×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]「看護師等の人材確保の促進に関する法律」が公布されたのはいつか。
イ.1972年
ロ.1982年
ハ.1992年
ニ.2002年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「カナダ」でした。
過去問を考えてみよう(2486) [過去問解析]
2486.多発性骨転移がある終末期の大腸癌患者(53歳、女性)が、外科病棟から緩和ケア病棟に夫に付き添われ転棟してきた。
転棟時の申し送りについて、緩和ケア病棟の看護師が外科病棟の看護師から収集する情報で最も優先すべきなのはどれか。
1.疼痛コントロールの状況
2.自宅の居住環境
3.大腸癌の術式
4.夫の面会頻度
正解(1)
[解説]緩和ケア病棟の役割が、苦しみを予防し、和らげることであることなので……正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]緩和ケアという考え方が提唱されるようになったのは1970年代からであるが、それはどの国でのことか。
イ.米国
ロ.英国
ハ.カナダ
ニ.オーストラリア 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「アンリ・ファヨール」でした。
過去問を考えてみよう(2485) [過去問解析]
2485.病棟で患者の口腔ケア改善に取り組むために担当チームを作った。
これは看護管理のプロセスのどれか。
1.計画
2.指揮
3.統制
4.組織化
正解(4)
[解説]担当チームという組織を作ったのですから、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]マネジメント活動を、計画、組織化、指揮、調整、統制の5つの機能に定義したのは、誰か。
イ.フローレンス・ナイチンゲール
ロ.クララ・バートン
ハ.ヴァージニア・ヘンダ―ソン
ニ.アンリ・ファヨール 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「10日」でした。
過去問を考えてみよう(2484) [過去問解析]
2484. チューブ型の胃瘻の管理について、介護する家族に看護師が指導する内容で正しいのはどれか。
1.「栄養剤の注入後に白湯を注入してください」
2.「胃瘻のチューブはご家族で交換してください」
3.「胃瘻のチューブは同じ位置に固定してください」
4.「下痢のときは栄養剤の注入速度を速めてください」
正解(1)
[解説]胃瘻チューブの交換は、原則として医師が行いますので、2は×。固定位置は毎回ずらすべきで、3も×。下痢の時は注入速度は落とすべきで、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[解説]一般に、経静脈栄養が何日以上必要な場合、中心静脈栄養が選ばれるか。
イ.5日
ロ.10日
ハ.20日
ニ.30日 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「看護師」でした。
過去問を考えてみよう(2483) [過去問解析]
2483. 気管切開下で人工呼吸器を装着している利用者に対して、訪問看護事業所が災害に備えて行うことで適切なのはどれか。
1.人工呼吸器の予備の回路を預かる。
2.災害時の個別支援マニュアルを作成する。
3.医療機関から非常用の人工呼吸器を借りる。
4.事業所内に利用者が避難できる場所を確保する。
正解(2)
[解説]人工呼吸器の予備の回路は身近で管理すべきで、1は×。医療機関からの非常用人工呼吸器の貸し出しは非現実的で、3も×。災害時には訪問看護事業所では対応不能と思われ、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]訪問看護ステーションの管理者となれるのはどれか。
イ.看護師
ロ.助産師
ハ.薬剤師
ニ.理学療法士 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「喫煙」でした。
過去問を考えてみよう(2482) [過去問解析]
2482.Aさん(73歳、男性)は慢性閉塞性肺疾患で在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。受診時にAさんが「1人でお風呂に入っているが、息切れが強い」と訴えたため、外来看護師は入浴時の具体的な状況を確認した。
外来看護師がAさんに確認した内容で、息切れの原因と考えられるのはどれか。
1.入浴はシャワー浴にしている。
2.椅子に座って更衣を行っている。
3.洗髪時にカニューレを外している。
4.浴室の扉を開けたまま入浴している。
正解(3)
[解説]シャワー浴は息切れの原因とは思えず、1は×。椅子に座れば、息切れを起こすとは思えず、2も×。浴室の扉を開けたままにしたことで、息切れが起きるとは思えず、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]慢性閉塞性肺疾患の最も多い原因はどれか。
イ.飲酒
ロ.肥満
ハ.喫煙
ニ.過労 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「2000年」でした。
過去問を考えてみよう(2481) [過去問解析]
2481. Aさん(80歳、女性)は1人暮らし。要介護2の認定を受け、長男(50歳、会社員)、長男の妻(45歳、会社員)、孫(大学生、男性)と同居することとなった。長男の家の間取りは、洋室5部屋、リビング、台所である。Aさんは同居後に訪問看護を利用する予定である。訪問看護を利用するにあたりAさんの家族から「在宅介護は初めての経験なのでどうすればよいですか」と訪問看護師に相談があった。
訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。
1.「Aさんの介護用ベッドはリビングに置きましょう」
2.「Aさんの介護に家族の生活リズムを合わせましょう」
3.「活用できる在宅サービスをできる限り多く利用しましょう」
4.「特定の同居家族に介護負担が集中しないように家族で話し合いましょう」
正解(4)
[解説]Aさんにも自分の空間は必要なので、介護用ベッドをリビングにおくのは不適切で、1は×。家族の生活へのしわ寄せが強いのはよいことではなく、2も×。自己負担額もあるので、必要なサービスに限るべきで、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]介護保険法が施行されたのはいつか。
イ.1998年
ロ.2000年
ハ.2002年
ニ.2004年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「幻覚・妄想」でした。