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母性看護学(14)(周産期にある人々の看護) [母性看護学]

(2)出産様式

・ 自然の娩出力による自然分娩と人工的操作や介助を要する人工分娩(誘発・促進・鉗子・吸引・無痛分娩、帝王切開など)があります。

・ 陣痛時は産婦が自由で快適に分娩できるように、身体を自由に動かし娩出時も好きな体位をとるアクテイブバース・フリースタイル出産も取り入れられています。

・ 夫(家族)立ち会い分娩とは、サポーターとして夫や上の子供が分娩に付き添うことで、サポーターに準備教育をしておくことが望ましいでしょう。

・ 夫立ち会い分娩では、育児の主体者としての自覚を持って分娩に立ち会ってもらえるようにします。

・ 看護師は産婦を尊重し、ありのままの状況を受け止め、側に付き添い、温かく受容的な態度で接することが必要です。 また産婦の対処能力と自己効力感を高め、出産への主体性を増してもらうように関わっていきます。

(3)産痛の緩和

産痛.png

・ 薬物による無痛分娩には、薬物全身投与法と区域麻酔法(硬膜外麻酔など)があります。 現在無痛分娩の主流となっているのは、硬膜外麻酔法です。

(4)産婦と家族の心理

・ 分娩第1期は、分娩進行に伴う生理的不快症状があり、誰かに側にいてほしいと思う時期です。

・ 分娩第2期は外界からのいろいろな状況を受け入れにくい時期です。 その一方で分娩に直接関連した感覚的印象が鋭くなる時期でもあります。 また先の見えてきた安心感や児への期待から、出産に主体的になりやすい時期でもあります。

・ 分娩後はホルモンの劇的な変動により不安定になりやすくなります。 出産が挫折体験である場合、母親役割獲得への自信を喪失し、母性行動へネガティブな影響を与えることになります。 そんな場合、分娩を振り返ってもらい、肯定的に受け止めるように援助する必要があります。

[設問] 現在、無痛分娩の主流となっているのは、次のどれか?

イ 硬膜外麻酔法

ロ 全身麻酔法

ハ 会陰部神経麻酔法

ニ 脊椎麻酔法                 正解 ( 


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