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過去問を考えてみよう (47) [過去問解析]

47  緩和ケアについて正しいのはどれか。 (2013年出題)

 1. 患者の家族は対象に含まない。

 2. ケア計画は多職種が話し合って立案する。

 3. 疼痛コントロールの第一選択はモルヒネである。

 4. 根治的な治療法がないと医師が説明したときから始める。

                                 正解 (2)

[解説] 緩和ケアは、患者だけでなくその家族に対しても心のケアなどの適切な援助を……で、1は×。 疼痛コントロールは除痛ラダーに従って効力の順に、つまり、痛みが軽度の場合は非オピオイド鎮痛薬(非ステロイド性鎮痛薬)ですから、3は×。 また、緩和ケアは、治療の初期段階から始め、切れ目なく行うものとされていますから、4も×。 ですから、正解は2となります。 しかし、この問題、知識はなくても、最近の医療の考え方を知っておれば、正解は見えてくる問題ですね。

[補足1] 疼痛コントロールでは、痛みの軽い段階では非オピオイド、これでコントロールができない第2段階では弱オピオイドのコデイン、それでもコントロールできない第3段階では強オピオイドのモルヒネやフェンタニルを使うとされています。

  では、次の設問に答えてください。

[設問] WHOの2002年の緩和ケアの定義について、正しいものはどれか。

イ 緩和ケアは、生命を脅かす疾患による問題に直面する患者に対して痛みや身体的な問題にしぼって改善する行為である。

ロ 患者や家族の希望に沿って、死を早めたり、延命も行う。

ハ 患者の家族が、患者が病気のさなかや死別後に、生活に適応できるように支える。

ニ 病気の末期に適用する。

                     正解 (


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