過去問を考えてみよう（1417）

次の文を読み1417～1419の問いに答えよ。

　Ａちゃん（6歳、女児）は、重症の新生児仮死で出生した。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および移乗は全介助である。声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。

1417．訪問看護師が行う母親への経管栄養法の指導で適切なのはどれか。

１．注入する前に排便させる。

２．注入中は側臥位を保つようにする。

３．カテーテルは毎日場所を変えて固定する。

４．家族と同じ食事を流動食にして注入する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解（３）

［解説］注入前に毎回排便させる必要はなく、側臥位より半坐位か座位がよく、栄養剤があるので家族と同じ食事を流動食にする必要はないので、１，２，４は×。正解は３。

　　次の設問に挑戦してください。

［設問］仰臥位で、下肢は水平なままで、上半身を45度程度上げた半坐位の体位は何と言うか。

イ．シムス位

ロ．トレンデレンブルグ体位

ハ．ジャックナイフ位

二．ファウラー位　　　　　　　　　　　　　　正解は次回に！！

　　前回の設問の正解は、イの「抑肝散」でした。

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