過去問を考えてみよう(1650) [過去問解析]
次の文を読み1650~1652の問いに答えよ。
Aさん(32歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。
1650. このときにAさんから収集する情報として優先度が高いのはどれか。
1.排尿回数
2.咳嗽の有無
3.鎮咳薬の使用状況
4.生活上のストレス要因
正解(3)
[解説]薬物依存がみられるので、該当薬である鎮咳薬の使用状況を把握するのが優先度が高いと思われます。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]摂取した薬物が身体から分解・排泄されて、体内から減ってきた際に起きる不快な症状を何と言うか。
イ.嗜癖
ロ.離脱症候群
ハ.逆耐性
二.強化刺激 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「4~5歳」でした。
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