過去問を考えてみよう(1941) [過去問解析]
1941. 急性期患者の生体反応で正しいのはどれか。
1.異化が亢進する。
2.症状の変化は緩やかである。
3.サイトカイン分泌が低下する。
4.副腎皮質ホルモンの分泌が低下する。
正解(1)
[解説]急性期患者では急変することがあり、2は×。サイトカイン分泌は亢進するので、3も×。副腎皮質ホルモン分泌は亢進し、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]サイトカインに属するのはどれか。
イ.インターロイキン
ロ.インターフェロン
ハ.腫瘍壊死因子
ニ.ケモカイン
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「フレイル」でした。
過去問を考えてみよう(1940) [過去問解析]
1940. 壮年期の身体的特徴で正しいのはどれか。
1.運動耐久力の向上
2.明暗順応の低下
3.持久力の向上
4.臓器の萎縮
正解(2)
[解説]1,3は壮年期以前の特徴で、いずれも×。4は壮年期よりあとの特徴であり、×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]「加齢により心身が老い衰えた状態」のことを言うのはどれか。
イ.サルコペニア
ロ.エイジング
ハ.フレイル
ニ.ロコモ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(1939) [過去問解析]
1939. 薬の内服方法における屯用で正しいのはどれか。
1.週に1回服用する。
2.食事の前に服用する。
3.指定された時間に服用する。
4.症状が現れたときに服用する。
正解(4)
[解説]屯用とは、症状が出たときや症状がひどくなったときなどに、必要に応じて内服する用法のことです。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]薬剤が屯用で用いられるのは、どのときか。
イ.疼痛時
ロ.不眠時
ハ.便秘時
ニ.喘息発作時
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「ブルセラ症」でした。
過去問を考えてみよう(1938) [過去問解析]
1938. 熱型の種類と図の組合せで正しいのはどれか。
1.間欠熱 --- A
2.稽留熱 --- B
3.弛張熱 --- C
4.波状熱 --- D
正解(2)
[解説]Aは弛張熱、Cは波状熱、Dは間欠熱で、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]波状熱が特徴とされるのは、どれか。
イ.敗血症
ロ.ブルセラ症
ハ.SLE
ニ.腎盂腎炎 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「96~99%」でした。
過去問を考えてみよう(1937) [過去問解析]
1937. クリップ式のプローブを用いて手指で経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定する方法で適切なのはどれか。
1.同じ指で24時間連続で測定する。
2.マニキュアをしたままで測定する。
3.装着部位に冷感がある場合は温める。
4.指を挟んだプローブはテープで固定する。
正解(3)
[解説]長時間だと皮膚障害の危険があるので、1は×。マニキュアをしていると光の透過がさえぎられることもあるので、2は×。テープでの固定はうっ血や浮腫をきたすことがあるので、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]動脈血酸素飽和度の健康人における標準値はどれか。
イ.96~99%
ロ.90~94%
ハ.85~89%
ニ.80~84% 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「病巣と同側」でした。
過去問を考えてみよう(1936) [過去問解析]
1936. 片麻痺のある成人の臥床患者の患側の良肢位で適切なのはどれか。
1.肩関節は内転10度
2.肘関節は屈曲10度
3.股関節は外転10度
4.足関節は背屈10度
正解(3)
[解説]片麻痺の良肢位では肩関節は外転10~30度、肘関節は屈曲90度、足関節は背屈0度なので、1,2,4は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]大脳半球の脳血管障害では病巣と反対側に麻痺がくるが、小脳半球の脳血管障害では症状が出るのはどちらか。
イ.病巣と反対側
ロ.病巣と同側
ハ.両側
ニ.症状はでない。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「レム睡眠行動障害」でした。
過去問を考えてみよう(1935) [過去問解析]
1935. 成人の睡眠で正しいのはどれか。
1.レム睡眠中は骨格筋が弛緩する。
2.入眠前の喫煙は睡眠導入時間を短くする。
3.ノンレム睡眠中はエネルギー代謝が亢進する。
4.睡眠周期は90分のレム睡眠と数分のノンレム睡眠を繰り返す。
正解(1)
[解説]喫煙で入眠は遅れるので、2は×。ノンレム睡眠中は代謝は低下するので、3も×。睡眠周期は90分ほどですが、ノンレムは60~80分くらいですから、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]レム睡眠中に、四肢や体幹の攻撃的な運動や寝言などの異常行動がみられるのはどれか。
イ.カタレプシー
ロ.てんかん
ハ.レム睡眠行動障害
ニ.ジスキネジア 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「ハインリッヒの法則」でした。
過去問を考えてみよう(1934) [過去問解析]
1934. インシデントレポートで適切なのはどれか。
1.責任追及のためには使用されない。
2.インシデントの発生から1か月後に提出する。
3.主な記述内容はインシデントの再発防止策である。
4.実施前に発見されたインシデントの報告は不要である。
正解(1)
[解説]インシデントレポートの提出は、速やかにすべきで、1か月後は遅すぎ、2は×。インシデントレポートの内容は、起きたことを時系列で流れをまとまることで、いつ、誰が、何を、なぜ、どのように、どうしたのか、を記載していくので、3は×。実施前に発見されたインシデントも報告の対象となるので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]「1件の重大事故があれば、その背後に29件の軽度の事故があり、300件のインシデントが潜んでいる」という労働災害における経験則はどれか。
イ.バードの法則
ロ.ハインリッヒの法則
ハ.タイ=ピアソンの結果
ニ.アモントンの法則 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「黄色ブドウ球菌」でした。
タグ:インシデントレポート 看護国家試験
過去問を考えてみよう(1933) [過去問解析]
1933. 細胞の芽胞を死滅させるのはどれか。
1.紫外線
2.ポピドンヨード
3.70%アルコール
4.酸化エチレンガス
正解(4)
[解説]芽胞を不活性化するには、酸化エチレンガスなどによるガス滅菌が有効とされます。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]芽胞をつくる細菌でないのはどれか。
イ.炭疽菌
ロ.枯草菌
ハ.破傷風菌
ニ.黄色ブドウ球菌 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「H.ぺプロウ」でした。
過去問を考えてみよう(1932) [過去問解析]
1932. 患者と看護師の間の専門的な援助関係で適切なのはどれか。
1.自然発生的に成立する。
2.援助方法は看護師に一任される。
3.患者のニーズに焦点がおかれる。
4.日常的な会話を中心に展開する。
正解(3)
[解説]患者と看護師の間の専門的援助関係では、患者のニーズに焦点があてられるべきで、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]看護を人間関係のプロセスとして捉え、看護師の役割は関係深化の過程において、患者が自ら問題を解決できるようパーソナリティの発達を援助することであるとした、米国の看護学者は誰か。
イ.H.ぺプロウ
ロ.F.ナイチンゲール
ハ.C.バートン
ニ.V.A.ヘンダーソン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「3億8000万トン」でした。