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成人看護学(75)(運動機能障害を持つ患者の看護) [成人看護学]

(12)関節・脊柱の疼痛の緩和

・ 関節・脊柱の痛みの大半は運動痛ですから、多くは、肢位、姿勢の補正、安静固定によって軽減します。

・ 関節にかかる負担の軽減や関節の安定のため、装具が使用されることがあり、サポーター、足底板、機能的膝装具、杖などが使われます。

・ 関節・脊柱の慢性の疼痛で、急性炎症がなければ、保温に努めます。

・ 膝関節の痛みには、ヒアルロン酸が関節内注入されることがあります。

・ 脊椎の腫瘍による疼痛では、オピオイド系の内服薬、坐薬、貼付剤の使用、神経ブロックが行われることもあります。 急性の腰痛症では、硬膜外ブロックが行れます。

(13)片麻痺における日常生活動作(ADL)の訓練と介助方法

・ ADLの訓練は、患者を中心に理学療法士、作業療法士、医師、看護師、家族が協力して行います。

・ まず、寝返りと上肢の筋力増強訓練を行い、仰臥位から座位をとれるようにします。 次に座位を保持できるように、肩甲帯筋、背筋、手指の筋力強化を行います。 座位ができれば、次は食器を保持できるようにします。 必要に応じて自助具を導入することになります。

・ 嚥下障害があれば、言語療法とあわせて、発声、吸う、噛む、飲み込む、吹く、舌を動かす、頬を動かすなどの運動を行い、少しずつあわてず練習を行うことなります。

片麻痺の歩行介助.png

・ 口腔ケアは健側で行うようにしますが、麻痺側の口腔内に食物残渣物が貯留しやすいため、口腔ケア終了後は特に麻痺側を観察します。


[設問] 次の関節・脊柱の疼痛の緩和に関する説明で、正しいものを一つ選べ。

イ 慢性の疼痛であれば、冷湿布を行う。

ロ 膝関節の痛みに対しては、ヒアルロン酸の関節内注入が行われることがある。

ハ 関節にかかる負担の軽減には装具は使わず、リハビリテーションで対応する。

ニ 急性の腰痛症にたいしては、温湿布での処置が最も有効である。

                          正解 (

[設問] 片麻痺の患者の介助の仕方で正しいものを一つ選べ。

イ 片麻痺の歩行介助は健側から行う。

ロ 階段昇降では、一段下から支えるようにする。

ハ 寝返りや上肢の筋力増強訓練よりも座位保持訓練を先に行う。

ニ ADL訓練は専門職である理学療法士と作業療法士のみで行う。

                             正解 (


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