小児看護学(35)(さまざまな状況にある子供と家族への看護) [小児看護学]
8)急性期にある子供と家族
(1)発熱時のアセスメントと看護ケア
(2)脱水時のアセスメントと看護ケア
・ 小児は体重に占める水分の割合が大きく、水分摂取量の減少や排泄量の増加で、容易に脱水になり電解質の異常を生じます。
・ 脱水の看護では、水分補給に努める。嘔吐がみられる時は、嘔吐の治まりをみながら水分を少しずつ与え、悪心がなくなれば十分に欲しがるだけ与えます。
・ 経口で水分を十分に摂取できないと判断したら、医師から経静脈による輸液の指示を得て、内容・速度に注意しながら施行します。 また、水分出納の記録を正確に行う必要があります。
・ 口唇・口腔粘膜などは乾燥して傷つきやすいので、清潔に留意し、ワセリンを塗布して保護します。
[設問] 乳幼児の特徴について、正しいものを一つ選べ。
イ 体重の割に体表面積が小さい。
ロ 筋肉層が薄い。
ハ 皮下脂肪層が多い。
ニ 熱を失いにくい。
正解 (ロ)
[設問] 乳児の脱水症が重度と判定されるのは、体重減少が何%以上減少したときか?
イ 3% ロ 5% ハ 7% ニ 10%
正解 (ニ)
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