過去問を考えてみよう (26) [過去問解析]
26. 中耳にあるのはどれか。 (2013年出題)
1. 前庭
2. 蝸牛
3. 半規管
4. 耳小骨
正解 (4)
[解説] 中耳は鼓膜の奥の構造物で内耳の手前……それを構成するのは、中耳腔という容れ物、中にあるのが三つの骨、耳小骨、そして咽頭へつながる耳管ということです。 というわけで、正解は4ということになります。
[補足1] 耳小骨(じしょうこつ)を構成するのは、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨です。
[補足2] 内耳にあるのが、蝸牛、前庭、三半規管です。 そして、蝸牛は聴覚に関わるもので、蝸牛神経へ音の信号を伝えることになります。 一方、前庭と三半規管は、平衡感覚を受容する器官で、前庭神経へ信号を伝えることになります。
さて、次の設問に答えてください。
[設問] 鼓膜の振動を内耳へ伝える最初の構造物はどれか?
イ 前庭 ロ アブミ骨 ハ キヌタ骨 ニ ツチ骨
正解 (ニ)
[設問] 平衡感覚に関係のあるものは次のどれか? 一つ選べ。
イ 耳小骨 ロ 蝸牛 ハ 半規管 ニ 蝸牛神経
正解 (ハ)
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