過去問を考えてみよう(2457) [過去問解析]
2457. Aさん(60歳、男性)は大動脈弁置換術を受け、ワルファリンの内服を開始することになった。
Aさんが摂取を避けるべき食品はどれか。
1.海藻
2.牛乳
3.納豆
4.グレープフルーツ
正解(3)
[解説]ビタミンKが多く含まれるものがワルファリン内服の場合は避けるべきなので、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]甲状腺機能検査を行うときに避けるべき食品はどれか。
イ.海藻
ロ.牛乳
ハ.納豆
ニ.グレープフルーツ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「顔面蒼白・虚脱・冷汗・脈拍触知なし・呼吸不全」でした。
過去問を考えてみよう(2456) [過去問解析]
2456. 解離性大動脈瘤の破裂直後に出血性ショックとなった患者の症状として正しいのはどれか。
1.黄疸
2.浮腫
3.顔面紅潮
4.呼吸不全
正解(4)
[解説]黄疸、浮腫、顔面紅潮は、出血性ショックではみられず、1,2,3は×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]ショックの5徴候はどれか。
イ.顔面紅潮・虚脱・冷汗・脈拍触知なし・呼吸不全
ロ.顔面紅潮・浮腫・異常発汗・脈拍触知なし・過呼吸
ハ.顔面蒼白・虚脱・冷汗・脈拍触知なし・呼吸不全
ニ.顔面蒼白・浮腫・異常発汗・脈拍触知なし・過呼吸 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「悪性新生物」でした。
過去問を考えてみよう(2455) [過去問解析]
2455. 平成29年(2017年)の患者調査において医療機関を受診している総患者数が多いのはどれか。
1.喘息
2.糖尿病
3.脳血管疾患
4.高血圧疾患
正解(4)
[解説]平成29年の外来患者数は、高血圧疾患が646,900人、糖尿病が224,000人、喘息が121,100人、脳血管疾患が85,900人で、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]令和3年の死因第1位はどれか。
イ.悪性新生物
ロ.心疾患
ハ.老衰
ニ.脳血管疾患 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「炎症期」でした。
過去問を考えてみよう(2454) [過去問解析]
2454. 術後1日の手術創の正常な治癒過程として正しいのはどれか。
1.創部の浮腫が起こる。
2.肉芽組織が形成される。
3.コラーゲンが成熟し瘢痕組織となる。
4.血管内皮細胞が新しい血管を形成する。
正解(1)
[解説]一般的な創傷の治癒過程をみると、出血凝固期→炎症期→増殖期→成熟期の4段階をたどるとされています。そして、肉芽組織形成は治癒過程の増殖期、瘢痕組織は成熟期、新しい血管の形成は増殖期のことで、2,3,4は×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]正常な創傷治癒過程で、浮腫は、どの時期に起きるか。
イ.出血凝固期
ロ.炎症期
ハ.増殖期
ニ.成熟期 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「イ~ハのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(2453) [過去問解析]
2453. 全介助が必要な臥床患者の口腔ケアで適切なのはどれか。
1.スポンジブラシは水を含ませた後、絞って使用する。
2.頸部を後屈した体位で実施する。
3.終了後は口腔内を乾燥させる。
4.舌苔は強くこすって除去する。
正解(1)
[解説]頸部後屈での口腔ケアは誤嚥の原因となるので、2は×。乾燥は舌苔付着の要因となるので、3も×。強くこすると炎症を起こすことになるので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]口腔ケアの目的はどれか。
イ.口腔内の清潔
ロ.歯や口腔内の疾患予防
ハ.口腔機能の維持
ニ.イ~ハのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「上腹部」でした。
過去問を考えてみよう(2452) [過去問解析]
2452. Aさん(24歳、男性)は急性虫垂炎の術後1日で、ベッド上で仰臥位になり右前腕から点滴静脈内注射が行われている。Aさんは左利きである。
病室外のトイレまでAさんが移動するための適切な療養環境はどれか。
1.履物はAさんの左手側に置く。
2.ベッド柵はAさんの右手側に設置する。
3.輸液スタンドはAさんの左手側に置く。
4.ベッドは端座位時にAさんの足底が床につく高さにする。
正解(4)
[解説]右前腕に点滴静脈内注射がなされているので、履物は右手側がよく、1は×。ベッド柵は左手側に設置すべきで、2も×。輸液スタンドは右手側にすべきで、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性虫垂炎の初発症状として起きる腹痛は、どこで始まることが多いか。
イ.上腹部
ロ.右下腹部
ハ.左下腹部
ニ.右季肋部 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「腰痛予防」でした。
過去問を考えてみよう(2451) [過去問解析]
2451. 臨床患者の体位変換とボディメカニクスの原則との組合せで正しいのはどれか。
1.仰臥位から側臥位 ー---- トルクの原理
2.仰臥位から長座位 ー---- 摩擦力
3.ベッドの内側への水平移動 ー---- 力のモーメント
4.ベッドの頭部への水平移動 ー---- てこの第1種の原理
正解(1)
[解説]仰臥位から長座位への体位変換には摩擦力は関係なく、2は×。力のモーメントは、物を回転させる際に起こるもので、3は×。てこの第1種の原理は、ベッドの頭部への水平移動には無関係で、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]ボディメカニクスは何に対して最も効果的か。
イ.こむら返り予防
ロ.頭痛予防
ハ.腰痛予防
ニ.肩こり予防 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「筋力低下」でした。
過去問を考えてみよう(2450) [過去問解析]
2450. 上肢のフィジカルアセスメントの立位での実施場面の写真を別に示す。手のひらを上にして、肩の高さで水平に前方に両腕を伸ばしてもらった。その後、閉眼してもらうと、左腕が回内しながら下がっていった。アセスメントの結果で正しいのはどれか。
1.位置覚の異常
2.錐体路の障害
3.小脳機能の異常
4.関節可動域の障害
正解(2)
[解説]行われているのは、バレー徴候といって、上肢の軽い麻痺を表す所見を見出す検査なので、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小脳機能異常を示すものではないのはどれか。
イ.筋力低下
ロ.指鼻試験の異常
ハ.継足歩行の異常
ニ.膝かかと試験の異常 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「思春期」でした。
過去問を考えてみよう(2449) [過去問解析]
2449. 集団指導が望ましいのはどれか。
1.胃全摘術後の患者への退院指導
2.1型糖尿病の学童を対象とした療養指導
3.子宮頸癌の術後の神経因性膀胱の患者への間欠的自己導尿の指導
4.ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染者への生活指導
正解(2)
[解説]1,3,4は術式の違い、プライバシーなどの問題があるので個別指導が望ましく、いずれも×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]1型糖尿病の発症のピークはどの時期か。
イ.幼少期
ロ.思春期
ハ.30歳代
ニ.50歳代 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「米国」でした。
過去問を考えてみよう(2448) [過去問解析]
2448.地域連携クリニカルパスの目的はどれか。
1.医療機関から在宅までの医療の継続的な提供
2.地域包括支援センターと地域住民との連携
3.地域医療を担う医療専門職の資質向上
4.患者が活用できる社会資源の紹介
正解(1)
[解説]地域連携クリニカルパスとは、急性期の専門医療機関、回復期病院、かかりつけ医などで共有する診療情報や診療計画ですから、正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]クリティカルパスとは、もともとは1950年代の工業界で導入され始めたものであるが、それはどの国でのことか。
イ.日本
ロ.英国
ハ.フランス
ニ.ドイツ
ホ.米国 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「1948年」でした。