過去問を考えてみよう(1711) [過去問解析]
1711. 高カリウム血症の患者でみられるのはどれか。
1.Trousseau〈トルソー〉徴候
2.心電図でのT波の増高
3.腸蠕動音の低下
4.四肢の麻痺
正解(2)
[解説]高カリウム血症での心電図所見といえば、「テント状T波」ですね。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]クヴォステク徴候やトルソー徴候がみられるのは、次のどれか。
イ.高ナトリウム血症
ロ.低ナトリウム血症
ハ.高カルシウム血症
ニ.低カルシウム血症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「小腸末端部」でした。
過去問を考えてみよう(1710) [過去問解析]
1710. Crohn〈クローン〉病の患者の食事指導で適切なのはどれか。
1.「食物繊維を多く含む食事にしましょう」
2.「蛋白質の多い食事にしましょう」
3.「脂肪分の多い食事にしましょう」
4.「炭水化物を控えましょう」
正解(2)
[解説]クローン病の食事は、高エネルギー、低脂肪、低残渣で、たんぱく質摂取は肉類でなく青魚から摂取するのがよいとされています。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]クローン病の好発部位はどこか。
イ.食道
ロ.胃
ハ.小腸末端部
ニ.横行結腸 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「BNP」でした。
過去問を考えてみよう(1709) [過去問解析]
1709. 慢性心不全患者の生活指導で、心臓への負担を少なくするのはどれか。
1.肺炎球菌ワクチン接種の回避
2.蛋白質を制限した食事
3.食直後の散歩
4.排泄後の休息
正解(4)
[解説]肺炎球菌ワクチン接種はむしろ推奨されるべきで、1は×。制限すべきは塩分であり、2も×。散歩は食直後は避けるべきで、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]心不全の診断と重症度評価に使われる血液検査項目はどれか。
イ.RF
ロ.CRP
ハ.BNP
ニ.ANP 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「ミルキング」でした。
過去問を考えてみよう(1708) [過去問解析]
1708. 胸腔ドレーン挿入中の患者の看護で適切なのはどれか。
1.ミルキングは禁忌である。
2.持続的に陽圧となっているか観察する。
3.ドレーンチューブに触れた後は手指衛生を行う。
4.ドレーンバッグは挿入部より高い位置に設置する。
正解(3)
[解説]胸腔ドレーンではミルキングは問題なく、ドレーンは陰圧にしておくべきで、またドレーンバッグは挿入部より低い位置に置くべきで、1,2,4は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]ドレーンの中に溜まっている廃液を、手でもんで、あるいは専用ローラーで排出を促すのを何というか。
イ.フラッシング
ロ.ミルキング
ハ.タッピング
ニ.ポンピング 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「都道府県知事」でした。
過去問を考えてみよう(1707) [過去問解析]
1707. がん診療連携拠点病院に設置されている「がん相談支援センター」の業務はどれか。
1.就労の斡旋
2.がん検診の実施
3.がんについての情報提供
4.セカンドオピニオン外来の解説
正解(3)
[解説]がん相談支援センターとは、がんに関する質問や相談を受け付ける窓口です。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]がん診療連携拠点病院は、厚生労働省が認可するが、推薦するのはだれか。
イ.都道府県知事
ロ.市町村長
ハ.保険所長
ニ.医師会長 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「組織プラスミノーゲン・アクチベータ(t-PA)」でした。
タグ:がん診療連携拠点病院 看護国家試験
過去問を考えてみよう(1706) [過去問解析]
1706. 救急外来を受診した成人患者で、治療の緊急度が最も高いのはどれか。
1.2時間ほど前から右上下肢に力が入らず、ろれつが回らない。
2.3日前にペットの葬儀が終わり、食欲がなく、夜眠れない。
3.プールでの日焼けによって背部全体が発赤している。
4.市販の風邪薬を通常の2倍量服用した。
正解(1)
[解説]1に記されている症状からは、脳血管障害が強く疑われる。また脳梗塞であれば発症後2時間は、超急性期の治療が望める時期。正解は1。2,3,4はそれ以上の緊急性があるとは思えない。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脳梗塞の超急性期(発症後4.5時間以内)に特化して使われる薬剤はどれか。
イ.アルガトロバン
ロ.オザクレルナトリウム
ハ.組織プラスミノーゲン・アクチベータ(t-PA)
ニ.アスピリン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「テクノストレス」でした。
過去問を考えてみよう(1705) [過去問解析]
1705. 作業と健康障害の組合せで正しいのはどれか。
1.VDT作業 ----------- 栄養機能障害
2.有機溶剤を扱う作業 ------- 呼吸機能障害
3.電離放射線を扱う作業 ------ 造血機能障害
4.石綿〈アスベスト〉を扱う作業 -- 排尿機能障害
正解(3)
[解説]VDT作業では、VDT症候群とされる眼症状、頸肩腕症候群、抑うつ症状などが起こるので、1は×。有機溶剤を扱う作業では、皮膚や粘膜の刺激症状や神経系の障害などを起こすので、2も×。石綿を扱う作業では、中皮腫や肺癌がよく知られており、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]コンピュータ技術に適応できないという不安感や、依存が高まることによる不安の意味として使われるのはどれか。
イ.双極性障害
ロ.不安神経症
ハ.せん妄
ニ.テクノストレス 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「クエッケンシュテット試験」でした。
過去問を考えてみよう(1704) [過去問解析]
1704. 穿刺と穿刺部位の組合せで適切なのはどれか。
1.胸腔穿刺 ---- 胸骨体第2肋間
2.腹腔穿刺 ---- 剣状突起と臍窩を結ぶ直線の中間点
3.腰椎穿刺 ---- 第1・2腰椎間
4.骨髄穿刺 ---- 後腸骨稜
正解(4)
[解説]胸腔穿刺は貯留しているものによって部位は変わるので、1は×。腹腔穿刺は臍左前腸骨棘線か臍右前腸骨棘線の外側1/3あるいは腹直筋外側の腹腔内臓器のない部位で行うので、2も×。腰椎穿刺は第3・4腰椎間または第4・5腰椎間で行うので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脊柱管内のクモ膜下腔が正常に交通しているかどうかをみる試験はどれか。
イ.クエッケンシュテット試験
ロ.ロンベルグ試験
ハ.カロリック試験
ニ.ファーレン試験 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「血漿製剤」でした。赤血球液と全血は採血後21日間、血小板が採血後4日間、血漿が採血後1年間となっています。
過去問を考えてみよう(1703) [過去問解析]
1703. 20℃から24℃で保存するのはどれか。
1.全血製剤
2.血漿製剤
3.赤血球液
4.血小板製剤
正解(4)
[解説]保存温度は、全血、赤血球は2~6℃、血漿は-20℃以下で、血小板製剤は20~24℃となっています。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]適正な温度下で保存した場合、最も有効期間が長いのはどれか。
イ.全血製剤
ロ.血漿製剤
ハ.赤血球液
ニ.血小板製剤 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「叩打法」でした。
過去問を考えてみよう(1702) [過去問解析]
1702. 右中葉領域で粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位を図に示す。
適切なのはどれか。
正解(2)
[解説]右中葉が上になるような体位が必要です。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]体位ドレナージを効率よくするための方法として振動法の他に何があるか。
イ.対面法
ロ.背面法
ハ.叩打法
ニ.対座法 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「スクラブ法」でした。