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過去問を考えてみよう(1887) [過去問解析]

次の文を読み1887~1889の問いに答えよ。

 Aさん(28歳、初産婦)は、夫(30歳)と2人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病〈GDM〉と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開を受け、3,050gの男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温37.3℃、呼吸数45/分、心拍数154/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉99%であった。


1887. 児への対応で最も優先するのはどれか。

1.沐浴

2.血糖値の測定

3.経皮的黄疸計での測定

4.ビタミンK₂シロップの与薬。

                 正解(

[解説]沐浴、黄疸の測定、ビタミンK₂シロップの与薬などの優先度は低く、正解は2


 次の設問に挑戦してください。

[設問]新生児の1分間の呼吸数の正常値はどれか。

イ.29~19

ロ.22~18

ハ.35~23

ニ.38±10             正解は次回に!!


  前回の設問の正解は、の「回腸結腸型」でした。

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過去問を考えてみよう(1886) [過去問解析]

1886. Aちゃんは、高圧浣腸により重責が整復され、経過観察のため入院した。翌朝、経口摂取が可能となり、状態も落ちついているため退院が決定した。保護者から「退院後に何か注意することはありますか」と看護師に質問があった。

 保護者への説明で適切なのはどれか。

1.「月1回の受診をしてください」

2.「3日間は入浴を控えてください」

3.「1週間は離乳食を1日1回にしてください」

4.「同じような症状が出たら受診してください」

                 正解(

[解説」受診の必要はなく1は×。入浴を控える必要はなく2も×。退院後は、離乳食の回数制限などする必要はなく3も×。正解は4


 次の設問に挑戦してください。

[設問]腸重積症で最も多いのはどれか。

イ.回腸結腸型

ロ.回腸回腸結腸型

ハ.小腸小腸型

ニ.結腸結腸型              正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「黒色便」でした。

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過去問を考えてみよう(1885) [過去問解析]

1885. Aちゃんへの腹部超音波検査の結果、腸重積症の診断が確定し、静脈内注射による鎮静化で高圧浣腸が行われるようになった。

 看護師が一連の処置の準備をするにあたり、最も重要な物品はどれか。

1.潤滑ゼリー

2.替えのおむつ

3.ガーグルベースン

4.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉モニター

                       正解(

[解説」静脈内注射で鎮静剤が入るので、正解は4


 次の設問に挑戦してください。

[設問]一般に、上部消化管出血でみられるのはどれか。

イ.赤色便

ロ.灰色便

ハ.クリーム色便

ニ.黒色便            正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「0~3歳」でした。

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過去問を考えてみよう(1884) [過去問解析]

次の文を読み1884~1886の問いに答えよ。

 Aちゃん(生後10か月)は、それまで機嫌よく過ごしていたが、夕方から突然不機嫌になり、15~20分ごとに激しく泣いては、泣き止むことを繰り返した。Aちゃんは夕食の離乳食を食べずに哺乳もしなかったが、嘔吐したため21時に保護者と救急病院を受診した。担当医師は保護者に、腸重積症が疑われるためグリセリン浣腸を行って便性を確認する、と説明した。体温は37.1℃であった。


1884. 浣腸後に想定される反応便はどれか。

1.兎糞便

2.タール便

3.灰白色便

4.米のとぎ汁様便

5.イチゴゼリー様便

                    正解(

[解説」腸重積では、イチゴゼリー状の粘血便が出ることがよく知られています。正解は5


 次の設問に挑戦してください。

[設問]腸重積症の好発年齢はどれか。

イ.0~3歳

ロ.4~6歳

ハ.7~9歳

ニ.10~13歳           正解は次回に!!


回の設問の正解は、の「ICS(吸入ステロイド薬)」でした。

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過去問を考えてみよう(1883) [過去問解析]

1883. 気管支喘息による発作は軽快して点滴静脈内注射が中止された。咳嗽が軽度あるが全身状態は良好であるため、退院が決定した。Aちゃんに学校での生活状況を確認すると「最近、喘息発作はなかったけど、体育の時は咳が出たり苦しくなったりすることが時々あった」と話した。そのため、Aちゃんと母親に、退院後も抗アレルギー薬の内服と副腎皮質ステロイド薬の吸入を続けるように医師から説明された。

 看護師がAちゃんに対する退院後の指導で適切なのはどれか。

1.「咳が出なくても体育の授業は見学しましょう」

2.「学校で咳が続くときは先生に伝えましょう」

3.「咳が出なくなったら薬はやめましょう」

4.「部屋の空気の入れ替えはやめましょう」

                  正解(

[解説」症状がなければ、運動も徐々にするべきなので、1は×。症状はなくても薬剤は継続すべきで、3も×。換気は必要なので、4も×。正解は2


 次の設問に挑戦してください。

[設問]一般に、小児気管支喘息の長期管理における薬物療法の基本治療薬となるのはどれか。

イ.SABA(短時間作用性吸入β₂刺激薬)

ロ.LABA(長時間作用性吸入β₂刺激薬)

ハ.経口ステロイド薬

ニ.ICS(吸入ステロイド薬)         正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「96%以上」でした。

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過去問を考えてみよう(1882) [過去問解析]

1882. 救急外来で気管支拡張薬の吸入が行われたが、吸入後も呼吸数32/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉94%であったため入院することになった。入院後、鼻カニューレによる酸素投与と点滴静脈内注射が開始され、1日3回のステロイド薬の静脈内注射と1日4回の気管支拡張薬の吸入が開始された。翌日、酸素投与は中止された。バイタルサインは、体温36.8℃、呼吸数22/分、心拍数94/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97%。聴診で喘鳴が聴取された。Aちゃんは「楽になった」と話し、笑顔がみられるようになった。

 この時のAちゃんへの看護で適切なのはどれか。

1.排痰を促す。

2.胸式呼吸を促す。

3.水分摂取を控える。

4.ベッド上安静とする。

                   正解(

[解説」胸式呼吸ではなく腹式呼吸がよいので、2は×。水分摂取は必要で、3も×。ベッド上安静の必要はないので、4も×。正解は1


 次の設問に挑戦してください。

[設問]SpO₂の正常値はどれか。

イ.94%以上

ロ.96%以上

ハ.98%以上

ニ.100%           正解は次回に!!


  前回の設問の正解は、の「1~2歳」でした。

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過去問を考えてみよう(1881) [過去問解析]

次の文を読み1881~1883の問いに答えよ。

 Aちゃん(8歳、女児)は、両親と妹(3歳)の4人家族である。2歳時に気管支喘息と診断された。5歳までは喘息発作のため救急外来を受診することも多く、年に1回は入院していた。6歳から発作を起こすこともなくなり、定期受診はしなくなっていた。アレルゲンは、ダニとハウスダストである。


1881. Aちゃんは、学校から帰ってきた後から咳嗽がみられ、元気がなかった。夕食はあまり食べずに就寝した。夜間になり「苦しくて眠れない」と訴え、母親とともに救急外来を受診した。口元での喘鳴が著明であり、問診すると途切れ途切れに話した。救急外来受診時のバイタルサインは、体温36.9℃、呼吸数36/分、心拍数120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92%であった。

 Aちゃんの気管支喘息の発作強度はどれか。

1.小発作

2.中発作

3.大発作

4.呼吸不全

                  正解(

[解説]2~15歳での気管支喘息の発作強度は、SpO₂が一つの目安となります。小発作は96%以上、中発作は92~95%、大発作は91%以下、呼吸不全は91%未満となっています。正解は2


 次の設問に挑戦してください。

[設問]小児喘息の発症年齢のピークはどれか。

イ.1~2歳

ロ.3~4歳

ハ.5~6歳

ニ.7~8歳         正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「6g/日未満」でした。

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過去問を考えてみよう(1880) [過去問解析]

1880. 入院後3日。Aさんは開始された食事を全量摂取し、活気が出てきた。Aさんは自ら水分を摂ることはなかったが、看護師がお茶を勧めると、少量ずつ摂取している。体重47kg。Aさんの尿の性状は淡黄色で尿臭はなく、血液検査データは改善して基準値となったため、点滴静脈内注射が中止となり、退院が決まった。

 Aさんが外来受診時と同じ状態を起こさないために、看護師が介護職員に伝える予防策で適切なのはどれか。

1.室温は30℃に保つ。

2.8g/日の食塩を摂取する。

3.カフェインを含む水分を摂取する。

4.熱の放散を抑制する衣類を選択する。

5.食事を含めて1,300mL/日の水分を摂取する。

                      正解(

[解説]室温30℃は高すぎで1は×。塩分摂取は女性では、7g/日未満が推奨されており、2も×。

利尿作用のあるカフェインは避けるべきで、3も×。衣類は熱を放散しやすいものがよく、4も×。

正解は5


 次の設問に挑戦してください。

[設問]日本高血圧学会、減塩委員会で高血圧の治療のための目安として推奨されている食塩摂取量は次のどれか。

イ.4g/日未満

ロ.5g/日未満

ハ.6g/日未満

ニ.7g/日未満             正解は次回に!!


  前回の設問の正解は、の「ベンゾジアゼピン系睡眠薬」でした。

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過去問を考えてみよう(1879) [過去問解析]

1879. Aさんは入院し、点滴静脈注射が開始された。Aさんの顔色は良くなり眠っているため、介護職員は施設に戻った。看護師がAさんの様子を確認するため病室へ行くと、目が覚めたAさんは「誰かいないの」と大声を出し、興奮した様子で点滴静脈注射のラインを外そうとしていた。

 看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1.睡眠薬を与薬する。

2.入院中であることを伝える。

3.興奮が落ち着くまで身体拘束を行う。

4.息子に退院まで付き添うよう連絡する。

5.点滴静脈内注射のラインを見えないようにする。

                     正解(

[解説]せん妄に対して睡眠薬投与は逆効果になることもあり、1は×。安易な身体拘束は逆効果になると思われ、3も×。4は息子さんの生活を壊す可能性もあり、×。正解は2と5


 次の設問に挑戦してください。

[設問]せん妄に対して、投与を控えるべきとされるのはどれか。

イ.ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ロ.リスペリドン

ハ.クエチアピン

ニ.オランザピン          正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「レビー小体型認知症」でした。

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過去問を考えてみよう(1878) [過去問解析]

次の文を読み1878~1880の問いに答えよ。

 Aさん(82歳、女性)は、Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱb、要介護1である。息子と2人暮らしであったが、1年前から認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉に入所している。息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。Aさんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。Aさんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。

身体所見:体温37.0℃、呼吸数24/分、脈拍72/分、血圧132/82mmHg、呼吸音は異常なし。水様便が3回/日、濃縮尿、手指の冷汗あり、顔色は不良。皮膚の乾燥あり。体重45.8kg。

検査所見: Ht40%、白血球9,800/μL、尿素窒素25mg/dL。Na150mEq/L、尿比重1.030。


1878. 外来の看護師が介護職員から追加で収集するAさんの情報で、最も優先するのはどれか。

1.過去1週間の体温の変動

2.昨日の睡眠状態

3.全身の皮膚状態

4.入所時の体重

                    正解(

[解説]昨日の睡眠状態を知る優先度は高くないので、2は×。皮膚状態は看護師が直接見れる所見で、3も×。入所時は1年前の体重を知る必要性も高いとは思えず、4も×。正解は1


 次の設問に挑戦してください。

[設問]認知症で、幻視が特徴的症状なのはどれか。

イ.アルツハイマー型認知症

ロ.レビー小体型認知症

ハ.前頭側頭型認知症

ニ.血管性認知症            正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「臨床心理士」でした。

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