小児看護学(13)(学童の健康増進のための看護) [小児看護学]
6.学童の健康増進のための看護
1)食生活
2)学校への適応
・ 学校への適応は、まず、子供に身近な大人(親),家族がその学校生活に関心を寄せて、適応を促すことが大切です。
・ 学校生活上の様々なストレスは、子供の身体症状や不定愁訴として現れる傾向が強いとされています。 また、家庭内のストレスが逆に学校生活上の不適応や対人行動上の問題をひきおこす恐れがあります。
3)学習と遊び
・ 学童期に入ると、運動能力や記憶・注意・思考といった知的機能も高まり、学習と遊びが学童期の子供にとっての重要な活動となってきます。
・ 学習には、意識的な注意力が求められ、進級とともに次第に発達がみられるようになります。 また、記憶力の発達につれて具体的思考から抽象的思考へと進むことになります。
・ 遊びでは、運動能力の発達に伴って、しだいに技巧的な遊びをするようになっていきます。
4)生活習慣病の予防
・ 学童期の子供の生活スタイルも、近年の社会全体の生活スタイルの変化に、強い影響を受けています。
・ 学童の生活習慣は、大人(親)や家族の生活による影響が強いので、子供の生活習慣病の予防には大人・家族が適切な生活スタイルを維持することが何よりも大切になります。
[設問] 学童の食生活の中で、女児の初経に備えるために必要なものを一つ選べ。
イ 蛋白質 ロ カルシウム ハ ビタミンC ニ 鉄分
正解 (ニ)
[設問] 学童の肥満の原因となるものを二つ選べ。
イ 鉄分不足
ロ ファーストフード
ハ 夜更かし
ニ 屋外での遊びの不足
ホ 学習塾 正解 (ロ、ニ)
小児看護学(16) (思春期の子供の健康増進のための看護)へ ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-09-12