小児看護学(8)(新生児の健康増進のための看護) [小児看護学]
5)地域保健サービスの活用
・ 妊娠の届出をすると母子手帳が交付され、妊娠から乳幼児へと一環した母子保健サービスが受けられます。
・ 市町村は母子保健法に基づいて、妊産婦・新生児・未熟児に対し、必要に応じて助産師あるいは保健師が家庭訪問をして保健指導を行っています。
・ 出生体重が2500g未満の新生児は、低体重児として届出が必要です(母子保健法第18条)。
・ 都道府県または保健所を設置する市は、養育のために医療機関に入院して治療する必要のある子供に対して、医療費の給付を行っています。 そして、その養育のために必要な医療の給付を行います。 この制度を養育医療といいます。
・ 身体にかなりの障害がある、または放置すればかなりの障害を残すと認められる子供で、治療により確実な効果が期待できる場合、公費により医療の給付が行われています。
・ 先天性代謝異常症を早期に発見するため、ガスリーテストが行われています。
[設問] 母子保健法における妊産婦とは、次のどれか?
イ 妊娠中の女子
ロ 妊娠後期の女子
ハ 妊娠中または出産ひと月以内の女子
ニ 妊娠中または出産後1年以内の女子
正解 (ニ)
[設問] 母子保健法により市町村が行う保健指導は、次のだれが行うのか?
イ 医師、歯科医師、助産師もしくは保健師
ロ 医師、看護師、助産師もしくは保健師
ハ 医師、看護師もしくは保健師
ニ 医師、看護師もしくは助産師 正解 (イ)
[設問] 先天性代謝異常症の早期発見のために行うガスリーテストの対象となる疾患は次のどれか?
イ クラッべ病
ロ ハンチントン病
ハ ダウン症
ニ フェニルケトン尿症 正解 (ニ)