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成人看護学(24)(栄養摂取・代謝障害を持つ患者への看護) [成人看護学]

(2)舌切除術後の生活指導

・ 舌部分切除術後は、術後の創部の腫脹が軽減すれば咀嚼・嚥下機能は回復するので、それまでは口腔内の清潔を保ち、2次感染の予防のためにうがいを頻回に行うよう指導します。 知覚鈍麻、知覚過敏、運動障害は治癒過程での瘢痕形成のためおこるものなので、しだいに改善することを患者によく説明します。

・ 舌亜全摘出術や舌全摘出術、皮弁による再建手術の場合は、残された機能を可能な限り補うために、入院中にリハビリテーションの指導を行い、退院後も自宅で積極的に本人が意欲をもって行えるように説明します。

・ 食事内容を考慮して、調理者へのアドバイスを行います。

・ 喫煙、飲酒を控え、口腔内の清潔保持が保てるように食後のうがいや歯磨きの指導を行います。

(3)喉頭・咽頭切除後の生活指導

・ 喉頭切除後の生活指導は、気管孔の管理が中心となります。 気管孔から異物が入らないように、また気管が乾燥しないように、気管孔に特製のガーゼのエプロンを装着するように指導していきます。

そばすすれない.png

(4)食道再建術の合併症予防と生活指導

・ 咽頭、食道の欠損に対して、胃、空腸、皮膚などを用いた食道再建術が行われます。

食道再建合併症.png

[設問] 舌切除後の生活指導で正しいものを一つ選べ。

イ 舌部分切除後は、うがいは行わせない。

ロ 舌切除後にはリハビリテーションの必要はないことを説明する。

ハ 食事内容を考慮し、調理者へのアドバイスを行う。

ニ 喫煙、飲酒は控える必要はない。                  正解 (

[設問] 食道再建術後の合併症として頻度の高いものはどれか? 一つ選べ。

イ イレウス  ロ ダンピング症候群  ハ 心筋梗塞  ニ 肺合併症

                                       正解 (


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