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人体の構造と機能 第80回(運動器系) [人体の構造と機能]

(2)骨格筋

《構造》

A)骨格筋の数

・身体には600余りの骨格筋があります。

B)骨格筋の部位の名称

・体幹に近い始まりの部位(起始)を筋頭(きんとう)、途中が筋腹(きんぷく)、終末の停止部を筋尾(きんび)といいます。筋頭と筋尾は結合識が多くて腱(けん)と呼ばれます。

C)協同筋と拮抗筋

・運動の際、協力して働くものを協同筋、拮抗するものを拮抗筋と呼びます。

筋と腱.png

D)筋線維、筋原線維と筋膜

・骨格筋は多数の筋線維(筋細胞)からなり、表面は筋膜で包まれています。

・筋線維は、複数の核w持つ大型細胞で、細胞内に筋原線維が内臓されています。

・筋原線維には、収縮蛋白であるアクチンとミオシンが長軸に沿って配列されています。これを顕微鏡でみると横紋状に見えるので、横紋筋と呼ばれています。

E)白筋(はっきん)と赤筋(せっきん)

・骨格筋には白筋と赤筋があって、赤筋にはミトコンドリアが多く、遅い収縮で疲れにくい筋といわれます。白筋は、逆に、速い収縮をしますが、疲れやすい筋といわれています。魚の白身と赤身も同じことです。

[設問] 白筋と比べて、赤筋の特徴と言われるのはどれか? 一つ選べ。

イ ミトコンドリアが少ない

ロ 収縮が速い

ハ 疲れにくい

ニ 骨格筋にある               正解 (


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