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人体の構造と機能 第85回(運動器系) [人体の構造と機能]

(3)関節

《構造と機能》

・関節は二つの骨からなり、一方が関節頭、もう一方の骨が関節窩をつくっています。関節頭と関節窩の関節面は硝子軟骨(しょうしなんこつ)という関節軟骨に被われています。

・関節腔の滑液は、潤滑液の役目の他に、関節軟骨に栄養を与える役目も担っています。

・関節は、関節包に包まれていて、さらに靭帯で補強されています。

[設問] 関節に関する下記の文で、正しいものを一つ選べ。

イ 関節は、基本的には関節頭と関節窩で構成される。

ロ 関節頭と関節窩の関節面の骨は、そのまま滑液に接している。

ハ 関節腔の滑液は、潤滑液の役目だけを担うものである。

ニ 関節は関節包で包まれ、その上から滑膜が被っている。

                        正解 (

関節の構造.png
関節運動.png
今回で運動器系は終了です。次回からは感覚器系です。

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人体の構造と機能 第84回(運動器系) [人体の構造と機能]

《機能と生理》

A)骨格筋同士の連携

・運動は、協同筋の収縮と拮抗筋の弛緩という合理的な筋群間の連動する活動によって可能となっています。

B)神経・筋連関

・運動神経から神経・筋接合部を介して伝えられる刺激によって骨格筋は収縮します。

・神経・筋接合部で放出されるアセチルコリンは、筋細胞側にある受容体に結合して、筋細胞膜の興奮が起きます。筋細胞膜の興奮は、T管を介して細胞内部に伝わることになります。

C)筋収縮のメカニズム

・筋細胞内に伝わった興奮は、小胞体からのCa2+の放出を引き起こします。

Ca2+は、アクチンフィラメントにあるトロポニンCに結合し、アクチンフィラメントにあるトロポミオシンが回転することになります。回転が起きると、ミオシンフィラメント頭部の連結橋と結合し、その結果、連結橋にあるATPaseが活性化され、ATP→ADPへの変換が起き、エネルギーが発生し、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込んで収縮がおこります。

[設問] 次の文の( )に入るものはどれか?

神経筋接合部で放出される(     )が筋細胞側の受容体に結合して筋細胞膜の興奮が起きる。

イ アドレナリン   ロ ノルアドレナリン   ハ ドパミン    ニ アセチルコリン

                                      正解 (

[設問] 筋収縮のメカニズムに関する次の文の(  )に入るものはどれか?

筋細胞膜の興奮は、筋細胞膜のT管を介して細胞内部に伝わり、小胞体から(   )の放出を引き起こす。

イ ナトリウムイオン   ロ カリウムイオン    ハ カルシウムイオン    ニ クロールイオン

                                      正解 (


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