成人看護学(82)(排泄機能障害を持つ患者の看護) [成人看護学]
3)排便障害の観察とアセスメント
(1)排便パターン・動作・行動、便性状の観察
(2)正常な排便状態と便の性状
・ 排便は、1日に1〜2回、胃・結腸反射が生じやすい朝食後に多くみられます。
・ 排便時間は、便意を感じ、排便動作をとってから5〜10分以内となります。
・ 便の色が黄褐色なのはウロビリノーゲンを含むためです。
・ 臭いは、インドール、スカトール、硫化水素によるものですが、食事内容や疾病によって異なってきます。
・ 便の量は1日約100〜250g前後で、軟らかく有形で、粘液・血液・膿の付着や混入はありません。
・ 排便後、残便感がみられることはありません。
[設問] 便の色は何によるものか? 下記より一つ選べ。
イ インドール ロ ビリルビン ハ ウロビリノーゲン ニ アンモニア
正解 (ハ)
[設問] 便臭は次の何によるものか? 二つ選べ。
イ インドール ロ スクロース ハ スカトール ニ ウロビリン ホ ペプチド
正解 (イ、ハ)